どマイナーな診断モノにハマって仕事にした理由を考えてみた
私は【指紋プロファイリング®︎(※1)】のマスタープロファイラーである。
この記事では
・指紋プロファイリング®とは何か(私的な印象)
・私がプロファイラーになるまでの軌跡
・指紋プロファイリング®を推す理由
といった内容がわかると思う。
指紋プロファイリング®︎ってなに?という質問に簡潔に応えるならば
10本の指紋パターンはそれぞれが脳の別々の領域と相関性があるといわれている。
それを利用し、母胎で脳が形成された段階に与えられた能力値(基礎値)を見るツール、および分析する技術知識である。
といった説明になるだろう。
しかし
「なんで指紋プロファイリング®︎なんて選んだの?」
「なんで手相じゃなく指紋なの?」
という質問には、実は私自身も明確な理由がよく分からない。
ただ、せっかくなのでこじつけでも理由を考えてみようと思う。
あくまでも私自身の資質から感じ、学んで得た感覚なので人によってちがうかもしれないことはご了承いただきたい。
そもそも私は引きこもりであった。
私は元生物系ベンチャーの研究員だった。
なんやかんや色々あってウツになり、自律神経まで崩し、仕事を辞めて引きこもったのが5年前。
その後結婚して専業主婦となった直後にコロナ禍がはじまり、大手を振って引きこもるうちに少しずつウツの症状は治まっていった。
ある日思った。
「私、このままでいいのか?」
良くは無い。それはわかる。
でも、衰えた体力。
ストレス過敏は治らず、雨が降っただけで動けなくなる身体。
別に働かなくていいと夫は言う。
それでも、なんか嫌だった。
在宅ワークのために資格を取ろうとも思ったが、
すでに世の中に成功者がいる世界に今更行くのもためらわれた。
そんな中、2021年10月に運命の出会いが。
主婦向けの在宅ワーク紹介セミナーに、後の師となる内山由依子氏が出ていた。
指紋から性格や能力を分析するという話。
聞いたこともなかった。
それもそのはず。まだ日本に持ち込まれて間もないという。
人と対話せずとも相手を知ることができる。
ストレングスファインダーのような100問を超える細かい質問に答えなくても、資質診断できる。
(私は5段階で自己評価する系の質問が苦手)
生年月日などのように誰かと同じ結果が出ることもない。
とても惹かれた。
興奮冷めぬままにセミナー後、内山氏のLINE公式アカウントに感想を送った。
そして気付いたらZoomの約束を取り付け、詳しい話を聞いていた。
今、生徒を募集している、という話を。
正直、今考えると冷静さは欠いていたと思う。
ただ、それほどまでに「変わりたい」と望んでいた。
そして私はすぐに、受講を決めた。
当たりすぎている自分の分析結果
実は私、受講してから自分の診断結果を知った。
私の指紋から見える性格や考え方は
「負けず嫌い」で「人の真似は嫌」
「好奇心が旺盛」で「飽きっぽく」
「せっかち」で「行動力が強い」
「人のために自分がやろう」とするが
「共感力が弱い」らしい。
それなのに、先天的に
人の様子を察知する「対人的知能」と
自分の気持ちや状態を認知する「内省的知能」が抜群に高い。
確かに覚えがあった。
そもそも、実際に診断を受けて、結果に感激し、
自分もこれを広めたい!!という流れが自然なのだろう。
だが私は
まだ人が知らないことを知りたい!
先駆者でありたい!
人の様子を察しはするけど、どう接したらよいかわからない…
オブラートに包まないから言葉がきつくなるの、理由あったのか!!
ストレングスファインダーは成人くらいじゃないとできないと聞いた。 でも指紋なら、幼児でも資質がわかるんだな。超便利じゃん!!
そんな感覚のままに、
指紋プロファイリング®という未知の存在を知ろうと、抜群の行動力を発揮してしまったのだ。
そして、子供のころにピアノや手芸を挫折した原因は
ぶっちぎりに数値が低い手先の器用さ(細かな身体操作)が要因と思われ、
運動やダンスが苦手なのも
次点で低い運動神経(大きな動作の制御)という要因のせいなのだ。
結果がそのまますぎて自分が怖くなる。
随分と先天的な資質を殺すことなく成長してきたらしい。
自分が子供のころにこの結果を知っていたら、どうしたろうか。
無理に運動部へ入らず文化部に進んだかもしれないし、
嫌いになったピアノは、もっと楽しむ方向にシフトできたのかもしれない。
話していて怒られない言葉遣いもできたろうし、
就職活動のとき、ジャンル絞るのがもっと楽だったかもしれない。
それ以前に、ウツにならない生き方ができたのかもしれないのだ。
これまでの人生すべての選択の結果、現在の私がある。
それは理解しているのだけど、考えずにはいられない。
【人】を知るということ
私は指紋プロファイリング®によって、自分のこれまで抱いてきた違和感というものの答えを知った。
「私」がこれまで感じてきたことの理由がわかった。
感覚ではなく、データとして、自分を知り人を知ることができる。
誰かと同じではなく、唯一無二の、生涯変わらぬ自分だけのデータとして。
同じ結果に出会うことなど、まずありえない指紋の世界。
こんなに面白いもの、そうそう飽きることはないだろう。
きっとこれが、私が【指紋プロファイリング®】にハマった理由なのだ。
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指紋が示すのはあくまで生まれる前に決まった資質。
たとえて言うならゲームの主人公の初期パラメータ。
その後の人生の過ごし方で、変えていくことはできる。
世界最高の魔法使いの才能を持ちながら、剣の修行しかしない者、
魔法の修行もしつつ、剣を扱えるように学ぶ者。
魔法一本で鍛える者。
その生き方に正解はない。
魔法を学ばずとも本人が楽しく幸せなら、それでいい。
人生とはそんなものなのだ。
幹から別れ、伸びる枝葉のように、
好きな方向を選び好きなタイミングで花を咲かせたらいい。
でも、世の中にはそれが難しい人もいる。
人にどう接したらいいかわからなくて、悩む人がいる。
周りの人と比べて、自分がわからなくて苦しむ人もいる。
自分をもっと知りたいと願う人がいる。
自分自身や家族について
・枝葉だけしか見えず困っている人
・まだ伸ばすべき枝葉がわからない人
・幹を知りたい人
そんな人が自分を、人をもっと知りたいと感じるなら、
ぜひ指紋プロファイリング®を受けてほしい。
あなたの知らないあなたの、彼の、彼女の姿が
きっと見えてくるはずだから。
※1【指紋プロファイリング®】は指紋プロファイリング®研究所に帰属する登録商標です。