国際カップルだからこそカルチャーショック
私たち夫婦はオーストラリア人と日本人の夫婦ですが、カルチャーショックと一括りにしていいのか、価値観の相違があり喧嘩がたまに起こります。
そもそも夫婦って「他人」と「他人」が一緒に生活していくので、きっと
普通の夫婦だったとしても、喧嘩は起こるときは起こると思いますが、
オーストラリア人と一括りにしていいのか分かりませんが、周りの友人も言っていましたが、家族との「関わりが濃い」です。
例えば毎週末義両親の実家にて食事会が開かれ、そこに行かないと、きっとあの日本人は冷たいやつだと、ノリが悪いやつだと思われます。
なんなら義両親に私たちを避けているのか?なんて思われたりするでしょうね。
それに家族だけではありません。もし、旦那が友達と会う時、同僚に会う時、きっと私を連れていくでしょうね。
その集まりが男性のみしかいない友人の集まりだとしてもきっと私を連れていくでしょうね。
それを咎めて、「なぜ私が行かなければならないのか?」と聞いても、
答えは「そういうものだから」というアンサーしかもらえないのだと思います。
特に私は家族の集まりなんてお盆とか正月しかなかったから、毎週義両親の家にご飯を食べに行くことに関しては何度も旦那に抗議しました。
私には私の家族の距離感があるのにも関わらず、それを勝手に決められているような気持ちになったからです。
ですが旦那曰く「自分たちが困った時、格安でホテルに止まり続けることもできなければ漫画喫茶なんてシステムもない。頼る場所がない。友達がいたとしてもシェアハウスの契約をしなければ長期的に泊まることもできない。今後何があるかわからないよ?俺は両親を捨てる選択はしない。」と言われました。
私的には両親を捨てて欲しいのではなく距離感が欲しいという話でしたが、
きっと旦那にとってみたら毎週末のご飯会を月に1度に変えてしまうと、家族関係がギクシャクするし、オーストラリアで何か本当に困ったことが起こった時に、頼る人間がいなければやっていけないと思っているのだと、感じました。
そこで私の家族との距離について見つめ直すことにしました。
はやり、郷に入っては郷に従えということです。
オーストラリアに住んでいる限り、私の価値観を一度壊して、立て直す必要があるのだと思いました。
夫婦になった以上、どちらかが折れて納得するという場面が多く出てきます。
国際カップルなら尚更一般的な夫婦よりも多くそういった場面に出くわします。
私と旦那がこの一件で大喧嘩した時、絶対意見を変えない旦那に対して、
なんだが対立関係が「3対1」に見えた瞬間がありました。その瞬間この世界に味方がいないような気持ちになり、自分にとって絶望的な状況でした。
旦那に「別れたい。もう無理」と言いました。
その時に旦那から「もう愛してないの?」と言われました。
いえ。私は家族のことについて悩んでいて、この状況が嫌なのだと決して旦那を愛してないとか嫌いだとかの気持ちにはなっていないと気づきました。愛しているがこの状況が無理だと思いました。
そのことを旦那に伝えた結果。
旦那が2週間に1度の食事会になるように話をつけてくれました。
もちろん私は月1度程度が良かったのですが、私の妥協点と旦那家族の妥協点がそこにありました。
「郷に入っては郷に従え」でも、私が大事にしてることまで潰したくはないです。何もかもは染まりたくないです。私が大事にしてること、旦那が大事にしてることをそれぞれいい塩梅の部分をミックスして生きていけたらいいなと思います。