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【クレしんオトナ帝国の逆襲】親子関係にわだかまりのある人におすすめの映画

「クレヨンしんちゃんオトナ帝国の逆襲」は大人にこそみてもらいたい映画です。

どんな人も自分の親に対していろいろな不平不満があります。
完璧な親などこの世には存在しません。

中には自分の親に対して許せない気持ちが消えない人も
少なからずいることと思います。
少し前のわたしがそうでした。

でも、この映画を見るとそんな気持ちに変化が起こるかもしれません。

自分の親も昔は「子ども」だったんだ、と。
当たり前のことですが、ジーンと胸にきます。

しんちゃんのパパの「ひろし」の子供時代の回想シーンで
涙腺が崩壊する確率も高いでしょう。

自分の親もかつては子どもだった。

普通の人間。欠点、弱点ばかりの人間。
でも、ここまで生きてきた。
自分を育ててきてれた。

欠点、弱点ばかりの人間がその人なりに必死に生きて、
必死に自分を育ててきてくれたんだ、と心に響きます。

言葉ではうまく言えません。
実際に見ればそれぞれの人に感じるものがあると思います。

わたしはこの映画を見て自分の親の子供時代を想像しました。
どんな会話をしていたのかな?
どんなものを食べていたのかな?
きっと娯楽なんてあんまりなかったんだろうな、
何をして遊んでいたんだろう?と。

そして、
自分がまだ子どもで、親子として一緒に暮らしていた頃の風景が
バーっとよみがえってきました。

当時の家の様子、食卓の風景、会話、
父親がこぐ自転車の後ろに乗っていろんなところに行ったこと。

誕生日におもちゃ屋さんに行って、
イルカのおもちゃを買ってもらってうれしかったこと。
ひな祭りにケーキを買ってきてくれたこと。

母親と商店街に買い物に行ったこと。
スーパーで赤いサンダルを買ってもらっとこと。

ささいなことですが、それこそが幸せだったんだな、と今になって思いました。
親に対して不満がいっぱいありましたが、
そんな気持ちが溶けていくような、蒸発していくような感じです。

平凡で弱点もある普通の人間
悲しいいこともいっぱいあったであろう人生

だけどその人なりに必死に人生を生きてきた、
必死に子ども(自分)を育ててくれた。

同時に、
今は自分が親になったわけですが、
自分の子どものことを思いました。

子どもたちとわたしが親子として過ごした日々のことを
いつか思い出してくれるんだろうな、と。

「クレヨンしんちゃんオトナ帝国の逆襲」は大人にこそ見てもらいたい映画です。


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