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【保存版】知っておきたい、靴のサイズ選び基礎知識と注意点

足のサイズや形は「十人十色」。
まさに人それぞれです。

足の親指が長いエジプト型、人差し指が長いギリシャ型、指先がほぼ均一なスクエア型、足幅が狭い・広い、甲が低い・高い、土踏まずのラインが偏平足・ハイアーチなど。
また、長時間の立ち仕事やデスクワークによってむくみが出て、同じ足でも朝と夜とではサイズ感が変わることもあります。

「自分の足に完璧にフィットする靴」を購入するなら、オーダーメイドが最も問題なく解決する方法ですが、毎回そういうわけにもいきませんよね。とはいえ、既製靴から最適なサイズを選ぶのは難しいこともあります。
気に入ったデザインを見つけても、自分がいつも買うサイズ表記の靴を選んだはずがきつく感じたり痛かったりと、合わないこともあります。
それはスニーカーでもドレスシューズでもおこることで、またメーカーによっても同じ表記であってもサイズ感は全く違います。なぜ? と多くの方が疑問に思ったことがあるでしょう。

これにはいくつかの理由がありますので、参考例を挙げてみます。

靴のサイズ表記には「足入れサイズ」と「木型サイズ」がある

これ、ご存知ない方は多いのではないでしょうか。

「足入れサイズ」とは、表記してあるサイズより実際は大きめに作られた靴のサイズを指します。
靴は履いた時につま先に若干の隙間(約1~1.5cm)がありますよね。これを捨て寸といいますが、歩くとき足が前にずれ指先が当たらないように設計されたサイズ表示です。足入れサイズで表記された靴は、足の実寸通りのサイズを選べます。
※ものによっては、甲の高さや、ワイズ(width)と呼ばれる足幅、足囲によって隙間ができない場合がありますので注意。

「木型サイズ」とは、表記してあるサイズと同じ大きさに作られた靴のサイズを指します。
スポーツシューズ等に使われることが多く、捨て寸がなく表記通りの寸法になり、選ぶときは足の実寸より1~1.5cm大き目の靴を※試し履きすることをお勧めします。

※ 試し履き注意点
・必ず両足で履いてみる
・しゃがんでみる
・片足ずつ立ってみる
・少し歩いてみる(購入前の商品では承諾を得てから、底面が汚れないところを選び、甲部分等に皺が入らないよう注意)

ワイズwidth(足囲・足幅)が合っていない?

ワイズとは足幅と、足の親指の付け根にある骨の出っ張りと、小指の付け根にある骨の出っ張りを一周囲ったサイズを指します。
A・B・C・D・E・EE・EEE・EEEE・Fと9段階に分かれており(メーカーによりこれ以上もあります)Aから順に足幅・足囲が広くなります。
一般的にはD・Eが平均ワイズとされています。靴の底面に表記されているものもありますので、自身に合ったサイズを選んでみてください。

その他にも、「足のサイズが25.5cmなのに甲が高くて28cmの靴しか入らない」といった話もよく聞きます。
こういった場合、カップインソールなどの脱着できる中敷きであれば、既製品よりも薄い中敷きに交換してみるのも一つの方法かもしれません

海外のサイズ表記

海外サイズを表記された靴もよく目にすると思いますが、US(アメリカ)・EU(ヨーロッパ)・UK(イギリス)などそれぞれ分かれていて、サイズ表記を見てもいったい何㎝?と思うことがありますよね。
海外のサイズを日本サイズ(cm)にした換算表がありますので、ご参考にしてください。

靴は同じメーカーやブランドでもそれぞれ規格が違うこともある上、同じ木型やデザインでも素材や生地の厚みで着用感が変わります。
必ずしも表記サイズと自身のサイズが合うとは限らないので、試し履きで着用感を確認することがとても重要です。
「少しきついけど気に入った靴なのでイイや!」と購入すると、少しの痛みも時間がたつとともに激しい痛みに変わることがあります。
素材によっては履いているうちに多少伸びてくるものもありますが、少しでも痛みや違和感があればサイズ変更または別の商品に切り替えることをご検討ください。

みなさま一人ひとりにサイズがピッタリの、良い靴に巡り合えますように!


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