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震災経験者の靴屋さんが考案、誰でも1分で設置できる段ボールベッド「ひらいてポン」

今回ご紹介するのは、ちょっとすごいアイテムです!
「ひらいてポン」という段ボール素材の組み立て式ベッドで、何と誰でも1分ほどで設置できるんです。

この「ひらいてポン」を開発したのは、弊社がお世話になっている神戸の靴製造会社、KEiKAコーポレーションの山本社長。1995年の阪神淡路大震災で体験したことを生かして作ったアイデア商品です。

山本社長に「ひらいてポン」の開発秘話などお伺いしました。

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恩返しがしたい

毎年のように日本各地で起こる災害のニュースを見ていた山本社長。
ご家族が神戸で被災し、各地から届けられる救援物資やボランティアに助けられた経験があります。
そこで常日頃から自分にも何かできることはないか、どうしたら恩返しができるか……と考えていたそうです。

被災地で人々は、朝早から家の片付けや家族の安否確認などで、一日中動き続けています。でも夜は避難所での生活。せめて避難所では、ゆっくりと休息して欲しい。

そんな思いから思いついたのが、簡易ベッドの開発です。
しかし、すでに段ボールでベッドを作るアイデアは各自治会にも広く知れ渡っていました。

既存の段ボールベッドの問題とは

既存の段ボールベッドは、段ボール箱の上にマットを敷いた簡易的なものです。しかし大きな段ボールベッドとなると、組み立てるのに専門的な知識や人手が必要で、設置に時間がかかっていました。

防災訓練や被災地で段ボールベッドが設営される報道を見た山本社長は、ある疑問が浮かんだそうです。

災害時の初期対応は、避難所の施設管理をしている方や自治体の方々など。しかし、彼らも被災している……。

現地に物資や人員が届くのには時間がかかります。
特に、避難所で過ごすことになった方々はプライバシーもままならず、硬い床に毛布だけで過ごす不便な生活。プライバシーが確保されない状態は、心身ともにストレスの原因になっているのでは?

山本社長は、被災されたすべての方の負担を減らせる、少しでも心が落ち着ける空間を届けたいと思いました。

靴屋の経験を生かす

靴製造で、デザインと設計をこなす山本社長。
災害時にすぐ使える簡易ベッドを備蓄するにはどうしたらいいのか? 
女性や子どもでも簡単に組み立てられるようにするには?


何度も試作し、耐久テストも行い、
ようやく完成したのが「ひらいてポン」です。

「ひらいてポンM-2200」は平面から立体になる「飛び出す絵本」のような仕組み。専門的な知識がなくても、誰でも設置できます。
また段ボールなので軽く、組み立て前は倉庫の隙間に収納できるサイズ(縦 112cm × 横 97cm ×厚さ 11cm)です。
段ボールベッドの課題だった設置時間も、わずか1分ほどです!

そしてストレスの原因となりうる、プライバシーの確保問題。
「ひらいてポン」には仕切りとカーテンが付属しているため、プライバシーが容易に確保できます。また床面の空間に荷物を入れられる構造となっており、防犯対策も考慮してあります。

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商品のイラストも山本社長がデザインしました。
まるで絵本を読み聞かせてもらいながら、少しでも安心して眠りにつけるようにという、山本社長の真心が詰まったベッドです。

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▼「ひらいてポン」は、こちらからご購入できます。

開発・製造・販売:KEiKAコーポレーション


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