AWS Lightsail 同士の移管でお困りの方へ〜 旧アカウントから新アカウントへ手動移行する手順を徹底解説 〜
AWS Lightsail 同士の移管でお困りの方へ
〜 旧アカウントから新アカウントへ手動移行する手順を徹底解説 〜
こんにちは。Webサイト制作を生業としているFOAIです。
本記事では、AWS Lightsail のインスタンスを旧アカウントから新アカウントに移行する方法を、初心者向けにステップバイステップで解説します。
「Lightsail にはアカウント間でスナップショットを共有する機能がない」と聞いて戸惑われた方も多いのではないでしょうか。
でも大丈夫。本記事を読めば、下記のような疑問や不安を解消できます。
「移管ってどう進めればいい? 何をコピーすればいい?」
「FTPやDB移行は難しくない?」
「Lightsail のメリットを維持したまま、新アカウントへ引っ越ししたい!」
本記事は、私が実際に移行で困った経験を踏まえ、「同じように悩む方に役立つ情報をまとめたい!」という気持ちで書きました。
ぜひ最後まで読んで、スムーズかつ安全に Lightsail を移管しましょう。
【この記事で得られるメリット】
踏むべきステップを明確に把握できる
初心者でもつまずきやすいポイントを、私の経験に基づいて丁寧にフォロー
一度学べば、今後のクラウド移行にも応用できる知識をゲット!
目次
Lightsail移行の全体像
事前準備
新アカウントでインスタンスを作る
旧サーバーからファイルとDBをコピーする
新サーバーで動作確認
DNSを切り替え&旧サーバーを削除
よくある質問(Q&A)
まとめ
1. Lightsail移行の全体像
AWS Lightsail は、アカウント全体をまとめて移行する仕組みがなく、
さらにスナップショットを別アカウントへ直接コピーする機能もありません。
そのため、移行したいインスタンスで動いているWebサイトやアプリケーションを、すべて手動で「新アカウントのLightsail」へ構築し直し、旧サーバーから必要なファイルやデータベースをコピーしてくる、というイメージが大まかな流れです。
ポイント:
旧サーバーを残したまま同じ環境を新サーバーで作成 → テストOKならDNS切り替え
旧サーバーが不要になったら削除し、二重課金を防ぐ
2. 事前準備
新アカウントの作成 or IAM管理権限の付与
AWSアカウントを新しく作る場合は、クレジットカード登録や電話認証を完了させておきます。
会社や共同運用の場合は、ルートユーザーではなく「IAMユーザー(AdministratorAccess)」で運用するのが安全です。
旧サーバーの構成を把握
どのOS・Webサーバー(Apache/Nginx)、どこにWebファイルがあるのか?
使っているデータベースは何か(MySQL/MariaDB、PostgreSQLなど)?
WordPressなどのアプリはどこに配置? DB名やユーザー名は?
Lightsailコンソールへアクセスできるかチェック
新アカウントで Lightsail が問題なく使用できる状態か事前に確認します。
3. 新アカウントでインスタンスを作る
新アカウントでAWSにログイン → Lightsailコンソールを開く。
「Create instance(インスタンスを作成)」ボタンをクリック。
リージョンを選択(例:Tokyo (ap-northeast-1))。
OSイメージ(例:Ubuntu 20.04、Amazon Linux等)や、アプリケーションテンプレートを選ぶ。
旧サーバーのOSに合わせておくと移行時に差分が出にくいです。
プラン(RAMやSSD容量)を選択。
旧サーバーよりも少し小さいプランにダウングレードしたい場合はここで選ぶ。
インスタンス名を付け、「Create instance」。
数十秒待つと新インスタンスが起動します。**「Connect using SSH」**ボタンでログインテストしてみましょう。
4. 旧サーバーからファイルとDBをコピーする
4-1. Webファイルを取得
SFTPツール(FileZillaなど)で旧サーバーに接続
ホスト: 旧サーバーのパブリックIP
ユーザー: Lightsailのデフォルト(例:ubuntu / bitnami)
認証キー: Lightsailコンソールからダウンロードした.pemファイル
Webファイルがあるディレクトリ
Ubuntu + Apache標準の場合: /var/www/html
Bitnami WordPressの場合: /opt/bitnami/wordpress/ など
ローカルPCにドラッグ&ドロップでダウンロード
WordPressなら wp-content / wp-admin / wp-includes / wp-config.php などを含む丸ごとコピーがおすすめ。
新サーバーにSFTP接続してアップロード
同じディレクトリ(例:/var/www/html)に置くと設定がズレにくいです。
アップロード後、所有者(例: www-data)やパーミッションを調整。
4-2. データベース移行
旧サーバーにSSHやブラウザコンソールでログイン
mysqldump(MySQL/MariaDBの場合)でバックアップ:
mysqldump -u <ユーザー名> -p <DB名> > backup.sql
backup.sql をSFTPでローカルPCにダウンロード
新サーバーでデータベースを作成
mysql -u root -p
CREATE DATABASE new_db;
CREATE USER 'new_user'@'localhost' IDENTIFIED BY 'password';
GRANT ALL PRIVILEGES ON new_db.* TO 'new_user'@'localhost';
FLUSH PRIVILEGES;
EXIT;
インポート
mysql -u new_user -p new_db < backup.sql
アプリの設定ファイル(例:WordPressの wp-config.php)でDB_NAME, DB_USER, DB_PASSWORDを合わせる。
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