ドールのお部屋作り-ソファ編2-
今回は、ソファの布の準備編です。
前回、原型が完成したので、布の準備から完成までをこの記事でまとめれるかな、と思っていたのですがちょっと長くなりそうなので、分けようかと思います。
ソファに張る布は、合皮かベロアか別珍でもいいかな、と思っていたのですが、失敗すると出費が痛いので今回は、安い普通の布にすることにしました。
二人くらい座れるサイズを作ったので、来客用ソファと考えて、上段の部屋の床に合わせた色の布にします。
黒・黒に近い青みのグレー・モスグリーン、色味は大体この辺のイメージ。本業の都合で白生地の手持ちがけっこうあるので、せっかくなので染めてみようかと思います。
原型作りでは友人に任せきりでしたが、ここからは本領発揮といきたいところです。
※以下、布を染める作業をはじめますが、これは本当にただの備忘録ですので、もし、ご自分でやられるさいはしっかりと調べてから自己責任でお願いします。
今回の準備物
・綿布 今回は大体1000×1000mmくらい
・木枠 染める布に合わせたサイズ
・染料 好きな色
・刷毛 2本
・画鋲 たくさん
最初に、適当な厚みの布を木枠に張ります。
画鋲でしっかり4辺張ります。これでもかってくらい引っ張ってテンションをかけます。ゆるゆるにしていると染めていく時にたわんで染めにくいし、水の重みで真ん中に染料がたまってむらの原因になるので、力いっぱいテンションをかけてください。かけすぎて布を破かないように注意。
今回は木枠の方が大きかったので3辺しか画鋲でとめれていません。
その場合は届かない側の木に画鋲を打ってから、糸を使って布を張ります。私は面倒だったのでやってません。ほんとはやった方がいいです。
画鋲と糸で布を張るのはけっこう面倒な作業なので、できれば木枠より布は少し大きめがいいかと思います。
張れました。
次に染めていくのですが、その前に布に水を引きます。
乾いた布にいきなり染料をおくとむらの原因になりやすいです。特に今回は、大きい布を一色で染めるので水を引いておくと焦らず綺麗に作業ができると思います。
水を引き終えたら、半乾きくらいがいいのでそのまま少しおいておきます。
その間に色作り。
限りなく黒に近い青みのグレーをイメージして作ってたんですが、いつの間にか緑みの黒が出来上がってました。良い色なので気にせずそのままいきます。
色完成。画像上部にある布は作った色を試すための布です。左側の黒っぽい色が今回作った染料の色。
半乾きになった布に刷毛で染めていきます。
1回目の染色が終わったところ。
1回だけだと薄いので、今回は4~5回染めたいなと思ってます。
染める→乾燥→染める…を繰り返して好きな濃さに調節していきます。
思っているより濃くなったら◎
乾くと薄くなるので必ず完全に乾いた布の色を見てください。
また、この後の作業で水洗いをするのですが、その時に少し色が落ちます。なので、自分が思っているより濃いかな?くらいまで染めておくと完成した時にイメージに近い濃さになると思います。
5回目の染色完了。良い色になりました。
完全に乾燥するまで待機。
乾燥したら布に色を定着させます。
この後、水洗い→洗剤が入った熱湯でたく→水洗いをします。しっかり洗えたら脱水をかけて完成です。
水洗い中。
熱湯でたいて、
しっかり洗って乾燥させたら布が完成!
普通に真っ黒にしちゃいました。もうちょいグレーか、緑みのある色になる予定だったのですが…まぁ、綺麗に染めれたので良し。
色移りや色落ちが心配なので、張り付ける前に一回普通に洗濯しても良いと思います。
お人形さんのために布を染めるの初めてで、色移りするか否か未知数なところがちょっと不安です。お洋服を着てるし、しっかり洗いをかけてるのできっと大丈夫だとは思いますが…。
次回はついにソファが完成するはず!では、ソファ編3へ続きます。
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