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プーチンがロシアを滅亡させる

経済予測

プーチン大統領「ロシア全土で実施していた、
ほぼ全ての産業の休業措置を12日から解除する」

プーチン大統領は、新型コロナウイルスの
感染拡大にともない、3月末から行っていた
経済活動の制限を解除すると表明した。

ロシアのコロナ感染状況は、公式発表では
感染死者は2000人規模にとどまるが、
感染者は23万人を超え、世界で2番目の多さ。

コロナ感染がまだまだ終息を見ない中での
宣言は、悲壮感漂う背水の陣を思わせます。

コロナ感染流行前から、エレルギー分野、
金融分野、特定の人の資産凍結と渡航禁止の
経済制裁を欧米から受けていたロシア。

それでもプーチン大統領にとっては、
自らの政策を進める上で、それほど障害に
なるとは計算していなかったので、
妥協せずに自分の道を進んでいました。

ところが計算違いはコロナが世界中へ
感染拡大したこと。

これにより、まずは原油が下がり、
石油による外貨獲得が大幅に減少したこと。
(※エネルギー制裁は石油探鉱に関する技術や
物資の輸出禁止のみ、ロシア産石油の禁輸では
ありません。)

さらにここに来て、効いてきたのが…
プーチンが高をくくっていた金融分野の制裁。

金融分野の制裁は、米国、EUともに、ロシアの
複数の国営銀行に対して長期の新規与信を禁ずる
措置が取られています。

内容は、ロシアの国営銀行へのドル建・ユーロ建の
融資ができないようにしていること。

ロシア産の原油が捌けている段階では、ドルや
ユーロを獲得することが出来ていましたが…

今現状では、それが激変。

元々、ロシアルーブルの世界的な信用はなく、
今回のコロナ対策で財政出動をかけるにも、
信用度の高い外貨が少なく、自国通貨の増産は
ハイパーインフレを起こす可能性も高かまります。

本来なら、欧米からの経済制裁を一時的に
解除を申し出るなりして、ロシア中央銀行への
融資を取り付けるべきですが…

プーチン大統領が選択したのは…休業措置の
解除という背水の陣。

コロナ感染で、どこかの国はなくなるかもと
想像はしていましたが、中南米やアフリカや
アラブより…ロシアが亡くなるのが一番早い
かも。

これはこれで、世界経済に大きな打撃を
与えるので、プーチン大統領には、
融和路線も歩く勇気をもってほしいものです。

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