あなたが信じている株式投資の概念で 勝てるかどうかは決まる!!その2
個人投資家の教科書
その1では、株式投資では普遍的な概念を
もつことが重要であると、お伝えしましたが‥
その概念、何も一つには限りません。
複数の概念を持っても良いのです。
逆に、複数の普遍的な概念を持たないと、
勝つ株式投資を構築することは、難しく
なるともいえます。
それはどういったものがあるかといえば、
例えばこんな概念!!
『株式投資は得失点ゲームである』
この概念は投資の格言でよく出てくる、
負けは小さく、勝ちは大きく
損切りは早く、利益確定は遅くなどにも
共通するものです。
この概念もとても単純で、必ず負けることも
ある株式投資で勝ちきるには、
負けた金額より、勝った金額が上回れば
よいだけといっています。
とても当たり前のことですが‥
以外にも、この概念を持ちきれる人は
多くはいません。
なぜなら…多くの人は勝率にこだわるからです。
連敗して資金を大きく飛ばしたらどうするの?
本当に勝てるチャンスがくるのか判らない?
などの理由で、この概念を信頼することが
できない人が多いのです。
だから勝率にこだわったり、早めの利食いをしたり、
概念と違う道を選んでしまいがちです。
でもこの概念
『株式投資は得失点ゲームである』は、
必ず負けることがある株式投資において、
勝つためには、普遍的なもののはずです。
であるなら、少し考え方の順番を変えてみると
府に落ちるかも。
まずは、下のような公式を考えましょう。
負け金額<勝ち金額=勝つ株式投資
そして、こうなるにはどうすればよいのか?を
考えます。
負け金額より勝ち金額を大きくするには、
まず、負けの金額をある程度ハッキリさせる
ことが重要になります。
つまり、損失を限定させることです。
例えば、1回のトレードでの損失を投資金額の
1%に抑えるなどです。
次に考えることは、勝ち金額を負け金額より
多くするにはどうしたら良いのかになります。
例えば、1回のトレードで2%以上勝つには、
どうするかです。
そして、ここが肝心なところ!!
損失を限定させているので、集中するのは
利益確定する方法になります。
では、利益確定する方法について
考えてみましょう。
利益確定の方法は大きく分けると、二つあります。
それは、収益を伸ばしながらの利益確定と、
収益を市場に戻さない利益確定に分かれます。
収益を伸ばしながらの利益確定は、利益が伸びて
いる間は、その勢いが止まるまで利益確定せず、
その勢いが止まった段階で手仕舞いを
することです。
また、収益を市場に戻さない利益確定は、
収益が出だしたけれど、予定した利益までは
まだ届かず、それでいて勢いはないので、
利益確定をして収益を確保することです。
さらに、この二つの利益確定の方法は、
複合的に使うことも、相場によっては
出てきます。
何を伝えたいかというと!!
損失を限定させた場合、利益を得るためには
利益確定をする方法を構築することが最も
重要ということです。
その為には幾つかの状況を想定して、
その場面場面にあった利益確定のルールを
作っておく必要があります。
それができれば、収益が損失を上回っていきます。
『株式投資は得失点ゲームである』の概念のキモは、
利益確定のルールを幾つも用意しておくこと。
そして、利益確定に集中することに、
繋がっていきます。
『株式投資は得失点ゲームである』
だから!!利益確定に集中する。
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。