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Happy Birthday, 大切なキミへ
ボクにとってとても大切なキミの誕生日。
怒って喧嘩を売り、負けては泣きながら教室を飛び出して、担任の先生に「またか…」って言われて連れ戻されるくらいには問題児だったキミ。
でも、どんなにカースト上位の人と仲良くても、根暗と呼ばれる人とも分け隔てなく話したり、いじめられっ子にも周りを気にせず話しかけたりすることができていたキミ。
偏見せずに誰とでも話すことができたのは、ボクの知る限りキミひとりだった。
そんなキミにボクはずっと恋をしていた。
" きっと今もまだ、キミに恋をしている "
キミがいなかったら中学校は不登校になっていただろう。
キミがいなかったらこんなにも素敵な人がいることを知らなかっただろう。
キミがいなかったらこんなにも人を愛することを知ることは難しかっただろう。
キミがいなかったら今のボクはいないだろう。
ボクはキミの連絡先を知らない。
ボクはキミの居場所を知らない。
でもキミはずっとボクの色褪せない想い出として心にずっと残っている。
それで十分だと思っている。
でも、もし会えるなら会いたい。
誰かと付き合ってようと、誰かと結婚してようと伝えたいコトがある。
「中学のとき、助けてくれてありがとう」
「中学のとき、ボクはキミが好きだったよ」
と。
キミにとって素敵な一年になりますように。
そしてまたいつかキミに会えますように。
fn