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好きです かわさき 愛の街
私には、20年来の親友がいる。胸を張って言える友人。サッカーを通じて知り合った。
共通項がサッカーなのだけれど、同じ選手やチームが好きなわけでもない。
なんなら被ったこともない。
彼女は一途に好きな選手がいて。私は社会人チームを支える時間が長く、Jリーグ自体あまり観に行ってない期間が長かった。なので、彼女に付き合って彼女が好きなベガルタ仙台を観に行くことはあった。
私に時間的な余裕もでき、ひょんな事から好きなチームができた。
川崎フロンターレ
彼女は笑って、
「二人が楽しめる遠征ができるね」
ちなみに、わたしと彼女は関西在住だ。なので、ホームゲームであっても
それは遠征になるのだ。試合がメインだけど、旅行も兼ねている。
試合のあと、結果と関係なく二人でなぜか号泣した武蔵小杉の夜とか。ハロウィンにディズニーランドにユニフォームでいった豪雨の日とか。榴岡公園で桜を見ながら日本酒をあおって公園で爆睡した日とか。
色々な思い出があるのだけれど。
一番なのはこれなのだ。
2018年8月25日
明治安田生命Jリーグ 28節
川崎フロンターレvsベガルタ仙台 等々力陸上競技場
結果は中村憲剛選手のゴールで1ー0で勝利。
試合後に選手バスを二人で見送ったら、川崎駅のホテル近くの居酒屋で打ち上げ。これは定番。そしてユニフォームのまま行くのが暗黙の了解。
私たちは土地勘が全くないので、開いていて空いてる店に入る。その日は呼び込みの人に言われるがままそのお店に入った。
私たちだけがユニフォームだったので、お客さんに結果を聞かれること数回。
でも、話をしていると気がつく。私たちが関西地方から来たということに。ひとしきり、見ず知らずの
川崎市民の皆さんと交流したあとに、店員さんがお疲れさまと持ってきてくれたのがこのプレートだった。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51486315/picture_pc_02f64d4c2a5177fbc7db751834922e5b.jpg?width=1200)
感動でしかない。
店員さんは、私たちの会話を聞いていてそしてユニフォームの背番号をチェックしてくれていた。
なにより、試合の結果を確認しくれていたのだろう。
勝敗ではなく、私たちが好きな選手の感想をこのプレートに書いてくれていた。
カッコよかったですか?
そう。私たちの応援する選手はどんな状況でどんな結果であっても
カッコいい存在なのだ。
元気をくれる。また仕事頑張ろうとかありきたりだけど。。。
試合中はほとんど背中を見ることが多いけどその背中が大好きなのだ。
勝負の世界なので、もちろん二人がハッピーな夜はないのだけれどこの日は本当に二人とも幸せだった。
そのカッコいいをずっと追いかけたい。見届けていたい。応援したい。
それだけなのだ。
私たちを迎えてくれる川崎、仙台。あたたかくて大好きな街だ。これからも。
余談だが、彼女は好きな都市が増えていて、いく遠征先も増えた。今は自由にいけないけれど。
不確定な未来を語るのは好きではない。現在を見ていない気がするから。
でも、この状況が好転したら新たな都市も加えて彼女と遠征したい。