帰国前夜。
去年の今頃は中国にいた。もちろん仕事で。
帰国して、お正月休暇を終えたらまた中国へ。そこから一旦成田に戻りそのままバンコクへ飛ぶ。最終的にはバングラデシュにいた。
そんな生活をしていた。
でも2月にダッカを訪れて以来、海外には行っていない。理由は言うまでもなく。
この10年で一番日本にいる
なので、同僚や知人たちは
海外にいけなくて辛いよね
辛いことはない。仕事はすごく大変になったけど。
もともと日本が大好きで、仕事でもなければ海外には行きたくない。
だから、神様は私に試練を与えている。そう思っていた。
なんでそんなに海外が。。。といえば、
やっぱり怖いのだ。純粋に。それなりに怖い目にもあってきた。
宗教や政治が原因で一気に治安が変化することを目にしたとき。殺気と熱気。
就職して、初めて一人で海外に行く前に
不用意な言動は、国際問題に発展することがあるので慎重に。
よく言われたものだ。
なので、考えうる最悪な状況を常に考えて行動していた。
出張は会社のお金で行くので、責任も重い。
課題を解決できるかもとても不安。
重い気持ちで出国するのが常だ。
なんとか、かんとか全日程を終えて。
イミグレーショで手続きを終えると、ラウンジがある。
搭乗する前の1時間弱であるが、半分の時間は仕事の整理を。
半分の時間は、プライベートの時間にしてスイッチを切り替える。
ウィスキーをぐっと流し込んで、帰国したあとの事を考える。
手帳を開いて。
決まっている予定 フロンターレの試合
決めてない予定 帰国して朝食何をたべるか 大抵は、成田の三代目儀兵衛になるのだが
機内で何を観ようか 大抵は、寝ている
銀座で買い物しよう 体力には自信あり
そんなことを考えながら、自分の働きに評価と乾杯をしながら
日本に戻れば騒がしい日々が戻ってくる
静かな帰国前夜
実は好きな時間だったと、なくなって気づかされるものだ