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令和4年度 国土交通省 BIMモデル事業


検証結果報告・効果検証・課題分析

株式会社FMシステムは、令和3年度に採択された国土交通省 中小事業者BIM試行型「BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業」を継続して、令和4年度「BIMによるライフサイクルアセスメント(LCA)への展開と有効性の検証」(以下、「本プロジェクト」)の検証報告を行いました。令和2年~4年度の各事業者の効果検証・課題分析事例集が、コンパクトかつ分かりやすく紹介されております。本プロジェクトを通して、BIMによるファシリティマネジメントの活用、発展に努めてまいります。
令和2・3年度からの継続事業、先導事業者型、パートナー事業者型、中小事業者BIM試行型に関する効果検証・課題分析が国土交通省のホームページに公開されています。

検証結果報告書はこちら

プログジェクトの目的

生産 BIM(設計、施工)から維持管理 BIM へのデジタル情報の引き渡し方法と運用について検証を行い、 BIMによる新しい分野(FM)の開拓とデータの共通化による中小規模事業者のFM参入や、DX推進を目的とします。

プロジェクトの概要

本プロジェクトは、事務所・店舗・駐車場を対象とした、維持管理段階におけるBIM活用プロジェクトです。BIM・FMデータの整理、デジタルハンドオーバー(DHO)の整備、デジタルハンドオーバー(DHO)の運用にかかわる課題分析、BIMとFM情報分離による効果検証、DHOによる維持・保全業務への効果検証、DHOによる修繕業務への効果検証等を実施しました。

令和4年度は、保全業務の効率化として、昨年度に行ったデジタルハンドオーバー(DHO)の整備で作成した項目や情報を基に、対象施設におけるDHOを整備しました。対象施設を構成する部材や維持管理業務について明確化した情報で、DHOを作成した後、どのように DHO を使うか。また、それによる効率化の評価をいかに行うかを検討しました。

プロジェクトの概要

事業者構成

  • 株式会社FMシステム(代表応募者)

    1. 全体統括

    2. 検証システムの選定、構築、データ投入、検証

    3. デジタルハンドオーバーの整備と検証

  • 東京都立大学(共同応募者)

    1. 計画、生産、環境設備の観点からBIMデータ要素の分析

    2. FM業務(リアル)とBIMFM(バーチャル)による予測値の評価・検証

    3. IFCデータの解析

    4. デジタルハンドオーバーの運用と検証

参考

各事業総覧(国土交通省発行)

  1. BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業の概要

  2. BIM活用による効果検証、BIM データの活用・連携に伴う課題分析の事例

  3. 中小事業者グループによるBIM 導入等に係る課題分析と効果検証、課題等への対応方策検討の事例

効果検証・課題分析

対象のソフトウェア

統合FMプラットフォーム「FM-Integration」は施設に関連する情報を統合しライフサイクルマネジメントを支援するプラットフォームです。統合データベースを中心にBIMや図面管理、長期修繕計画、点検、保全管理などの機能を連携し、ファシリティマネジメント業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現します。

  • オーナー企業と協力会社間の情報共有

  • 施設情報・設備情報のデータベース化

  • 長期修繕計画の作成・シミュレーション

  • 工事の予実と進捗管理

  • 点検業務の効率化

  • BIMを活用したファシリティマネジメント