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勝手に背負わせる

2021年11月。
斎藤裕選手がRIZIN25でフェザー級チャンピオンに戴冠してから、自分は斎藤選手の物語を追ってきました。

どんなに外野がうるさくとも
どんなに理不尽な状況でも
日々淡々とやるべき事をこなしながら物語を進めていく斎藤選手の生き方や哲学に魅せられて
自分自身もその姿勢に感化されながら
格闘技の魅力にのめり込んできました。

そんな中、様々なものを背負い
自分に鞭を打って戦ってきた主人公が
「まだできる」と叫びながら涙する姿に
格闘技の残酷さを見せつけられたRIZIN31。

また、その時の悔しさを胸に
全てを賭けて王座奪還に挑む姿に
ただひたすらに胸を打たれたRIZIN35。

そんな目を背けたくなるような物語の山場で
憎き敵役として現れた牛久絢太朗選手。

彼もまた不器用ながら
真面目かつ愚直に、
誰よりも日々を積み上げながら
目の前の大チャンスを物にすべく
勝ち進んできた人間でした。

また、そのチャンスを掴んだにも関わらず、
一世一代の大金星を
「たまたま」
と言われ続け、
「僕は敵じゃありません」
と、こぼした人間でもありました。

そんな報われなかったもう1人の愚直な人間が
「本物になります」
と宣言し、10月23日に最強の挑戦者、
クレベル選手を迎え撃ちます。

明日、我々が目にするのは
胸を張っているチャンピオンなのか…
はたまた家族の為に、仲間の為に、
富と強さを手にした鬼神なのか…

RIZINフェザー級の歴史が動く10月23日。
何かを感じることは間違い試合を
極上の緊張感と共に味わいたいと思います。

……………
勝手に2回も勝っといて負けるな!!!

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