新型コロナがあぶりだした歪な世界
このnoteの更新がストップしている間に世界は大きく変わったと言っていい。
言わずもがな、新型コロナことCOVID-19のことである。
今回は新型コロナというフィルターを通すことで素人が見た世界の歪さをただ書きなぐる回にしようと思う(笑)
お気づきの通り、私はアニメサブカル大好き人間である。所謂ヲタクかもしれない。
だが近年のサブカルコンテンツ、特にアニメコンテンツの経済と習慣には以前から疑問に感じていた。それをこのコロナはもう一度思い起こさせてくれたと思う。
今人気のコンテンツは期間限定のショップを構えて、あるいはコラボ企画を沢山出して、収益をあげているだと思う。実に良いアイデアだと思う。ただ、最近流行りのこの手のイベントに少し悪いイメージを持ち始めているのが本心だ。
実は、某少年誌連載のある人気作品のアニメコンテンツはなかなかあくどいように感じてしまったのだ。もちろんその他の所謂人気コンテンツではありがちな話なのだが……。
各イベントでは新作グッズを揃えて集客しようとしていることが多い。ただ、そのグッズの内容をよく見ると苦笑したくもなる。
グッズの大半は既存のイラストを配置や配色を変えて何度もクリアファイルにしてみたり、缶バッジにしてみたり、その他様々なグッズにしてみせる。描き下ろしもあるにはあるが、1度出るとやはり使い回し、新鮮味にかけるラインナップになりがちである。これでは作り損待ったナシだ。
ところが、ここで期間限定のショップであるという謳い文句とココだけの購入特典という謳い文句で、購買意欲を無理矢理でもあげようという魂胆である。
これが時たまやるならまだイベント感があるようにも思えるが、毎回毎回この手を使うので、魂胆が見え見えなのだ。見え見え過ぎて、もはや悪びれる様子もない。なんと大胆なことだろうと開いた口が塞がらなかった。
もちろんそのアニメ作品はいつも新作が作られる程のコンテンツなので新規イラストが登場する事はそれなりに多い。ただ、そうはいってもグッズ全体数から見ると極小数であり、もはやガワを変えたら新作グッズといってのける状態である。
もちろんその作品の人気は凄まじいこともあり、キャラクター1人1人にファンが付いているレベルである。これがまたややこしくさせていると言っていい。
キャラクターもののグッズはブラインド仕様にする事によって欲しいキャラを素直に買わせようとしない仕様になっている。これはこれで売上を上げるには良いアイデアだろう。だが、今のアニメコンテンツはこのモデルに頼りすぎで、一体どれだけの経済的ムダがあるのか、計算したくもないレベルである。初めてこの手の世界に手を出す人にとっては驚き呆れることだろう。
これが一種類で5人までキャラクターが入っているとかならまだしも、10人超えのメンツとなるとさらに果てしないのだ。それでもファンは買ってしまうのがオチなので、足元を見ているようにしか見えないビジネスモデルのように私には見える。
そこに出す金があるならアニメや漫画そのものにお金を落とすような施策こそ健全なあり方のようにも思うが……素人考えでは思いつかないのがまた無責任で申し訳ない気持ちにもなる。
さて、コロナとこの話がどう繋がるかと言うと、コロナのおかげでみんな必要不可欠な事以外では外出しない時期がしばらく続いた。
そうなると、この手のイベントに足を運ぶ人はめっきり減る、そうなるとわざわざレンタルした会場で期間限定と言ってグッズ搬入してまで企画している意味がないのだ。
グッズを買いに来る客は様々だが、ライトなファンはそもそもその店の前まで来ないと買わないものだったりする。この時点でその手の客は逃がすだろう。
本来重度のヲタクであれば初日に来て売り切れる前に買っておこう、特典なくなる前に行こうという心理が働く。はずが、これも機能しない。コロナで行けない人が多すぎていつでも行けるだろうという思考になるからだ。
すると、そもそも会場が盛り上がらない、さらにその報告がSNS上に上がらないため、イベント開催してもさしてSNSでも盛り上がらず話題に取り上げられない事になる。
某推理系作品は期間限定といって毎年全国各地を数週間ずつ仮設店舗が回る仕様になっている。が、あまりに店舗がありすぎて変わり映えしない。
しかも地方都市ならいざ知らず、大都市圏でのイベントはかなり頻繁に行われる(渋谷が終わったと思ったら池袋、と言った感じ)
客の入りや混雑しているという事実そのものが売上に貢献しているようなビジネスモデルでは、新型コロナの前では無力としか言えない思う。
グッズビジネスを上げることでアニメーターの増収に大きく繋がっているならまだ納得もいくが、本当にそうなっているかも分からないビジネスモデルでは正直…………なんとも言えない(笑)
アニメーターはじめ、アニメ作りに携わる皆さんもコロナの影響で作業がストップしてしまったりしていることと思うと、業界の皆さんの苦労が計り知れません…………
一アニメファンとして、これからも出来うる範囲で応援していきたいと改めて思う次第……
とは言っても、某作品の熱狂的ファンとしてはグッズ出るだけでありがたいとも思うのでやはりこの手の問題を前にすると悩み始めてしまうのだ……
文字通り「推しに捧げる」この気持ちでこれからも応援していきたい。別に決意表明でもなんでもないけど。いつも通りの私の思考だ。
推しは至高。
可愛いは正義。
推しは推せるうちに推せ。
先人は素晴らしい言葉を残したものだ( ˘ω˘ )
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