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断定的な言葉って重い
なんだか気温のアップダウンと共に心も必要以上に上下しているようで、緩急激しくて落ち着かない。
小さな棘が引っかかっているようで、仕事が手につかない。昨日よりは暖かな日差しに少し緩んだ気持ちになれるのに。
「それはトラブルになったりします」
そんなことを言われたからか、どこか沈んでいる自分がいる。穏やかな空気に塗れてもそこにはしっかりと影がある。
強いのよね、言葉が。
断定して言い切ってくる様が。
私の事情にあなたが断定できるはずもなく、それは言葉の文と受け取るものかもしれないけれど、突き刺さる。
私には真っ直ぐに言葉のままに飛び込んでくる。
それは、私のつぶやきに対するコメント。
嫌なことが起こってて、それをそのまま終わらせたくないがために言い換えた。言葉を駆使して、嫌なことなどなんとも思ってないよと言わんばかりに。
少し大袈裟なくらいに虚勢を張って、強気を装って、そうなってよかったと私は結論づけたのに。。。
根底にあった不安を見透かされたかのような、
まだ覚えたての変身術で尻尾と耳が隠れていない狐だとバレていたのか。
こんなとき思うのは、彼はどう考えてこんなメッセージをしたのかって考えても、意味はないってこと。
何気なく呟いた一言には、何気なく返しているはずだ。そこに真意があったかどうかも、わからない。裏に隠された意味なんてないのかもしれない。
その言葉を深読みして私が傷ついたとしても、彼がそんなことを知るはずもない。
ほんの一瞬のすれ違い通信。
どこまでいっても平行線。交わることはないのだろう。
そして、きっとほとんどの人は、そんなことなどあっという間に忘れて、どうでもいいこととなっているのだろうということ。次の日には、その言葉さえ覚えてはいないのだろう。
でも私は、願っているのだよ、
トラブルにならないようにと。
争いにならないことを願って、いい方向に、
せめて何事もなく過ぎ去ってくれるようにと。
暗雲立ち込める空模様に、ふっと一息の浄化のような言葉を振り撒いて。
多少の不安は隅の方に追いやって。
そうしていると大丈夫になるかもしれないから。
可能性に賭けるなら、よくなる方に賭けたいだけ。
ポジティブに置き換えられるなら、その方が笑って今日を過ごせるから。
生きているし、生きていくんだもん、少しでも楽しい方がいい。
そんなことを思うんだ。
思って生きていきたいんだ。
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