sara(.es)×藤本由紀夫×宇都宮泰@ギャラリー・ノマル
はsara(.es)×藤本由紀夫×宇都宮泰@ギャラリー・ノマル。
宇都宮さんが自分の楽曲解説をSNSで行ってるかもしれないけどそれを読む前なので大外れしてるところもあるかもしれないが。
宇都宮さん、音を変調、というより音の成分を編集してるという方が当たってる。なので月並みな電子音とは全く違うあまり聴いたことがない感触の音。その成分配置を変える過程をモニターで見られるのも楽しい。
saraさんはアンプリファイドはされてるけどほぼPAは通さず自分の位置から聴こえてくるほぼ物音ともいえる具体音。ある意思を持って出される音は音楽的でなくても演奏であり、だからより音楽的であるというような音だった。
藤本さんの タイプライターの音は、音を拾うというよりもタイピングの振動を拾ってリバーブをかけた音を別方向のスピーカーから出している。
三者三様の音がそんな別方向から聴こえる立体的なライヴ。
最後モニターで藤本さんのタイプを打つ映像が三重に時間差を作って重ねられた音と映像は藤本さんの展示(当日最終日)とリンクしてたんだな、と後で気がついた。
翌朝超早起きだったので終演後すぐ帰り展示を5分程しか見られなかったのが残念。ちゃんと展示を見ればライヴの受け取り方も違ったと思う。時間作って先に観とくべきだった。
とはいえノマルでのこのライヴ&CDリリース・プロジェクトの中では一番興味深く面白かった。
※写真は借り物です。
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