歌ってみたのミックスで弄れる場所(1)
歌ってみたをやっている人の中で、自分でミックスをするという人は多いのではないだろうか?10年ぐらい前の環境ではミックス師と呼ばれる方々が趣味でミックスを行ってくれていたのだが、今無料でやってくれるエンジニアってなかなか少ないのではないだろうか?やってくれたとしても本当にどうしようもないようなクオリティーの物しかなくて、揉めてしまうというのが定番。まあ、もめ事という意味ではもはや有料でも揉めている人が居るぐらいなので、そもそも歌い手を相手に商売をしないというエンジニアも出始めていると思う。
昨今の事情に関して今回の記事では書くつもりはないので割愛するが、色々あって自分でミックスをするしかないという人もいるだろう。
本当であれば、私のように報酬を欲している人も居るので、出来れば依頼を頂きたい所ではあるのだが、それでも自分でミックスをするという人は自分でやるだろう。
まあ、はっきり言うと歌ってみたのミックスをミックスだなんて言いたくないのだが、これも脱線してしまうので言いたくないという主張だけ書いてみる。
しかし、ミックスと言いたくない理由はやっぱりはっきり書いておきたくて、それがそもそも論として、パラデータのミックスと違って歌ってみたというのはそもそも出来合いのオケにボーカルを乗せるだけの作業でしかないのだ。テクニック云々言うのだが、結局出来る事といえば、オケにボーカルを馴染ませるだけなのだが、その出来る幅というのがパラデータと違って圧倒的に少ない。そしてオケが固定化されているのでオケを分解する事も出来ないのである。(まあやろうと思えば出来ない訳ではないが、パラデータのそれとはもはや別物になる上、メリットはゼロ)
今回は歌ってみたの考え方を中心に書いていきたい。尚、テクニック的なものを期待しているのであれば、残念ながら意味がないのでここで読むのを辞めた方がいいだろう。あくまで考え方の話をこれから綴っていくつもりだ。