8/28(土)18:30 FM軽井沢にてON AIR。「「歴史的な建物」と「ジョンレノン」というテーマを大解剖させてもらった感じ。」小学生チームの放送です!
軽井沢キッズメディアラボチームです。
この度はFM軽井沢が主宰します「軽井沢キッズメディアラボ」にご興味を持ってくださりありがとうございます。
このnoteでは、6月から番組制作を始めたBチーム「スリーピース」の3ヶ月間の様子をお伝えしていきます。
絶対に譲れない。それぞれの追いかけたい「私が軽井沢町で大事にしたいもの」、「今軽井沢町の中で気になっていること」
全員が他の町から引っ越してきた、という小学生の3人で編成された軽井沢キッズメディアラボのBチーム「スリーピース」。
「歴史的な建物を調べたい」「ジョンレノンを調べたい」。それぞれの興味関心は深く理由はあるのだけど、あっちがいい、こっちがいい、という話し合いが続き、うまく言葉として導き出せない。そうしてテーマ決定にかけた日数は約8日間。
自分がいいと思うもの、大事だと思うものをしっかり言葉にするための時間をかけてきました。
自分がなぜこのテーマにしたいのか、その理由は?を起点にテーマを深掘っていった結果、2つのテーマの候補は遠いようで実は繋がっていることを知った3人は、このテーマをミックスさせていくことでお互いにしっかり納得。
3人が創り出したラジオ番組のテーマは「軽井沢町の歴史的な建物とジョンレノン」となりました。
「普通は入れない場所に入ることができた」取材の数々
取材先を決め、質問をそれぞれ紙に書き出しお手紙を書くところから始めた3人。実際にはそれを元に軽井沢キッズメディアラボ運営チームがアポ取りを行い、取材がスタートしました。
●黒い円盤にびっくり。生まれて初めて見るレコードと、「ジョンレノン」の話に耳を傾ける
初回は、「ジョンレノン」について話を伺おうと、町内在住でジョンレノンの楽曲や哲学、思想をこよなく敬愛する稲葉さんにFM軽井沢にてお話しいただきました。
「好きなものって理由がないんだよね。」という言葉に、とても共感したと話すカナエ。稲葉さんの話にすっかり夢中な時間を過ごしたのち、取材機材を使用し初めてのインタビュー収録を終えました。
●「旧三笠ホテル」の歴史を知るために、軽井沢町歴史民俗資料館へ
続いては、「軽井沢町の歴史的な建物」としてあまりにも有名な「旧三笠ホテル」。現在改修工事中の為現地には伺えませんでしたが、軽井沢町歴史民俗資料館の土屋館長、山田学芸員にインタビューを実施しました。
当時の貨幣の価値や常識、社会的背景から紐解く、旧三笠ホテルの設備の豪華さに一同驚いたり、「宿泊客は全員外国籍の人だった」という当時の様子に思いを馳せる時間となりました。
取材の後は、資料館の中を学芸員の山田さんによる豪華な案内付き。3人は歴史について知っていることも多く、山田さんも「物知りだね!」とすっかり感心されるほど。
「〇〇っていう映画がおすすめだよ」「この歴史は実はね・・・」なんて、楽しそうな声が響いていたのでした。
すっかり記者の顔つきになってきた3人です。
●ついに足を踏み入れた、「万平ホテル」。
最後の取材先にして、とうとう訪れることができた「万平ホテル」。ホテルとしては今年で127年目。その前の旅籠での開業から数えると200年を越える建物であり、いうまでもなく軽井沢町を代表するホテルの1つです。
部屋に案内いただき、取材を受けて下さったのは、万平ホテル勤続40年、支配人の西川さんです。
ジョンレノンにまつわる有名なエピソードから、知られざるエピソードまでをたっぷりお話しいただいた西川さん。3人も色々な角度から質問や相槌を打ちながら聞き入っています。
その後、万平ホテルでジョンレノンファミリーが泊まっていた客室を特別に見せていただくことに。今も、その時代も変わらない雰囲気が客室に漂っているような、特別な気持ちにさえなります。
普段は宿泊客の方、レストラン利用の方しか入れないダイニングもご案内いただきました。日本でも最大級のレベルの大きさだというステンドグラスに、まるで『風立ちぬ』の映画を思い起こさせる光景がありました。
続いて、BARも特別に入らせていただきました。ここでは宿泊客と地元民のサロンのような機能を持ち続けていると言います。
いつかこの3人もこのBARカウンターで、取材で訪れたことを懐かしく思う日が来るかもしれませんよね。
万平ホテルの資料室は常に解放されているのですが、特別にピアノの鍵盤も触らせていただきました。サイト曰く「音がズレてる〜」とのことでしたが、それでも3人はずいぶんご満悦の様子でしたよ。
支配人の西川さんにかれこれ1時間半以上たっぷりご案内をいただいた3人。自分たちが歩いた廊下も、手すりも、ジョンレノンや、もっともっと昔の人たちも訪れていたんだ、という歴史をそれぞれにじっくり感じた様子。
ソウイチロウは、歴史的なホテルがいっぱいあること、そしてジョンレノンという人が、軽井沢町にいたということを強く感じたと言います。
取材にご協力いただいた皆さん、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
スタジオ収録へ!
インタビュー取材音源を元に、原稿の推敲、前後のトーク作り、そして番組内で流すジョンレノンの曲をそれぞれが自分で考えて持ち寄る。
読み上げる練習を何度も行い回数を重ねたのち、とうとうスタジオで収録となりました。
一発OK!があれば、何度も撮り直す箇所もありましたが、これまでの取材や生放送出演経験が、3人の集中力、踏ん張り力をより高めているようです。
「歴史的な建物」と「ジョンレノン」というテーマを大解剖させてもらった感じがする。
収録直後、カナエは「もう一回やりたい」。「取材や原稿作り、すごく楽しかったから。」と話をしてくれました。
ソウイチロウはこのチームで3ヶ月間一緒に動いてみて、「最初このチームで集まった時、気が合わないかもと思った。・・・でも今は気が合うなって思う。」と正直な気持ちを言葉にしてくれました。
サイトは「何となく、話すのがうまくなったかも。機材とも仲良くなったかな。」印象に残ったのは、「全ての取材の内容が、思ったよりも充実していた感じ。原稿の編集は苦渋の決断が多かった!」。
小学生がラジオ番組をつくる、と一括りにしてしまうと、何かこちらがサポートすることが多そうな印象を受けるかもしれません。確かにAチームの時よりは、運営チームのサポートする量は少し多くありました。
ただ、Bチーム「スリーピース」は、この番組の企画がなければ町中で接点を持つこともなかったと思います。初めて出会い、そこから互いを知り、一緒に活動することは大人でも大変な作業です。
新しい知識や経験に胸を躍らせ、一緒に体験する仲間と少しずつ関係を近づけていく。でも、自分が大事だと思うことはしっかり伝える。そのプロセスをこの3人は見事に諦めずやり切ったことに、運営チーム一同心から感動を覚えます。
”小学生”としてただ切り取るのではなく、”10年、11年生きている1人の人”として、私たちもこれからもたくさん学ばせてほしいと思っています。
2021年8月28日(土)18:30~ FM軽井沢にてON AIR
▶︎放送日時 2021年8月28日(土)18:30~
▶︎放送:FM軽井沢 (ホームページ「インターネットラジオ」をクリックするとどこからでも聴くことができます)
3人の感動と、楽しさが、聴いてくださる方にどうぞ届きますように。
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最後までお読みくださりありがとうございます。
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文責:軽井沢キッズメディアラボチーム 藤岡
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