ホンモノラジオ
イチローと大谷翔平が対戦するような。ダルビッシュ有と松井秀喜が対戦するような。そんな夢のような、幻のようなホンモノのマッチアップを聴いた。
昨日のABCラジオ「東野幸治のホンモノラジオ」。第3回目の放送で、遂にその時が来た。
鳴り物入りで関西のラジオ界に参戦したあの東野幸治さんの番組のゲストに、まさに関西のラジオ界のドン、関西ラジオ界のキング、我らがメッセンジャーのあいはらさんが訪れた。
まさに夢のマッチアップ。もし、どこかのスタジアムで収録がされていたのならば、スタンドにいるリスナーたちは立ち上がり、スタンディングオーべーションで迎えたことだろう。
カルピスを何かで割ることなく、原液のまま飲み込んだような中身の濃ゆい60分。お互いが持てるだけの力を発揮し合う、まさに"高め合い"の60分。それは、煉獄杏寿郎と猗窩座の戦いを見ているようだった。
何よりも面白いのが、東野さんから見たメッセンジャーのお2人の関係性。お互い照れはあるものの、長年築き上げた"くされ縁"でお2人は繋がれている。だからこそ生み出される味。
痛いところにグサリととどめを刺しに行く「それゆけメッセンジャー」の味、それが非常に心地良い。これも何も、お2人の独特な関係性が故のなせる技なのだろう。
そして、話の随所随所で出てくる"M"の話。パラ師匠のM愛を感じる。
もしも、「夜これ」に東野さんがゲストとして出演することごあれば、、、
私は、歓喜とお2人の底知れないハイレベルなトークへの期待から、大も小もチビってしまいそうだ。
そんな幻想さえ抱かせてくれた昨日の放送。まさにラジオリスナーの夢の時間。これほどあっという間に終わった60分はない。
平凡な日常に彩りを与えてくれた60分だった。