心に"刺さる"
昨日アップされた「パララジオ#52」。パラ師匠、中西兄貴のラジオに対するマグマのように熱い思いに、思わず私の胸も熱くなった。
「素人とでもおもしろい作品(ラジオ)は成り立つ。収益も生まれる。お金が無いからと言って面白くないことをすればこの分野は廃れてしまう。本気でこの分野を残したければもっと優秀な人材を採るべきだ。」
「全てはラジオのために。消えかかってる火を絶やさないために。」
時間にすればほんの2〜3分の下り。それでも、ものすごく胸が熱くなり、訴えかけられたような気になった。それから、お気に入りの曲をのサビを何度もリピートして聴くように、何度もその部分をリピートする。
恥ずかしながら、私は現在、放送業界を目指している。何を隠そう、放送業界を目指すきっかけになったものは、MBSラジオ「夜はこれから」だった。ベースケな話からリスナーの心に語りかけるような人生訓まで、この"幅"に魅了された。そして、いつしか「私もこの業界で生きてみたい!」という目標になった。
そんな師匠のラジオに対する熱い思い。師匠の教えを乞うもの、そして放送業界を志す者として、どこか他人事とは思えないような気持ちになった。そのマグマのふつふつと煮えたぎる熱い思いが、私に番組宛にメールを書かせた。人生で初めてのラジオ番組に対するメールだ。
リスナーが何を求めて、何に価値(おもしろさ)を見出してラジオを聴くのか。この点は、作り手側、演者側としては永遠のテーマだろう。
ここをどのように探るのか。分かりやすく無い袖を振って、プレゼントでお客様を呼ぶのか。「これだ!!」と掴んだ、自分達が信じるものを貫き通すのか。この分岐点が、1つのラジオが華麗な蝶のように羽ばたいていくのか、それとも蛾のような醜いものへと転じるのか。の分岐点ではないだろうか。
昨日の「パララジオ」は、この永遠のテーマに真っ向から立ち向かい、日々模索しながら自分達の"信念"を貫く"戦士"の勇姿を見た気がした。