山積み
日常のルーティンが崩れると、タスクが山のように積み上がる。
のっぺきならぬ事情でここ2日間ラジオを聴くことができなかった。
週の終わりの木曜と金曜。特段、この2曜日は決して聞き逃すことが許されない番組のオンパレード。
特に木曜日は耳が大忙しだ。
「ヤマヒロ会議」と「ウラウラ」。このチョコとバニラの2色棒アイスのような、最強タッグの裏かぶりのために6時間を捻出しなくてはならない。
それだけではない。今週の金曜日は、10年以上野球に勤しんできた身としては複雑だが、ナイターオフラジオの金曜日の番組の最終回だ。
「レツゴー」→「夜かめ」→「ピカイチ」
Mラジが誇る流れるようなストリームライン。そして、深夜からは「ホンモノラジオ」。
耳がいくつあっても足りないような金曜日。
そんな木曜、金曜にまったくラジオを聴けないとなると、タイムフリーが山積みになる。
そして今日、朝から山積みのラジオを片っ端から聞いていく。
好きな番組だけが耳の中を駆け抜けていく。
リアルタイムで聴けないことは悔しいが、まとめてどさっと聴くのはこれはこれでいい。
1年の有給休暇を年末に一気に畳み掛けて‘‘有給大型連休‘‘的な感じと似ているのだろうか。
ところで、私も来年からは社会の荒波の中に船を出さなければいけないのだが、そうなると日々のラジオルーティンはどうなるのだろうか。
浜村先生の声と共に起床し、「すこ愛」を聴きながらのんきにランチメニューを考える、なんてことは逆立ちしてもできなくなることだろう。
今回2日間のように、毎日聞き逃し番組ができてしまうのだろうか。そうなると、5日間の聞き逃しを週末の2日間で全て取り返さなければならない。
月~木の15時~18時 3時間×2番組×4曜日=24時間
15時~18時のゴールデンタイムのタイムフリーだけで1日が終わってしまう。
給与よりも、職場での人間関係よりも、業務内容よりも、ラジオルーティンが崩れてしまうことが一番心配だ。
自分のアバターができて、アバターが仕事をこなし、自分本体はラジオを聴く。
そんな時代が近い将来訪れるのだろうか。