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【放送レポート】10/31(木)「お気楽ドクターのラジオ・ホスピタル」(FM Haro! Life with …)

10月31日(木)のFM Haro! Life with …にて、木曜日のレギュラーコーナー「お気楽ドクターのラジオ・ホスピタル」が放送されました。
このコーナーは浜松南病院の野崎晃院長(糖尿病内科専門医)をお招きして、医療や病院・健康のことなどについて楽しく学ぼうというコーナーです。

この日はハロウィンということもあり、生放送が行われているアップオンスタジオの前は仮装をした人々が行き交っていました。スタジオ内でも仮装(?)が行われ、野崎先生が使っていた白衣と聴診器を身につけたパーソナリティの谷本尚穂(ますちゃん)が”女医さん”に扮してコーナーを進行しました。
今回のコーナーでは「運動」の血糖値とカロリーについてがテーマでした。
前回10月24日の放送では、「糖質制限」からダイエットについてのお話しがありましたが、その流れからの今回のテーマとなっています。

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野:運動をするにしても目的をはっきりさせたいですね。血糖値を下げたいのか、それとも体重を減らしたいのか。血糖値は、正常の人は体がインスリンというホルモンを出すことで許容範囲になだめてくれます。すごいシステムですよね。インスリンって聞いたことありますか?

谷:糖尿病のお話しとかで耳にしたことはあります。インスリン注射とか。

野:糖尿病の人は、この安定化システムに障害が出ているイメージです。システムのセンサーが消化管やすい臓、肝臓、筋肉などで出ていて調整をしています。しかし、糖尿病だとこの安定機能が病気なので、何も食べていない夜中に肝臓の貯金箱から血糖値を引き出して、寝起きなのに血糖値が126mg/dl以上だったり、何かを食べたら血糖値が急上昇して200を超えてしまう、といったことになります。
これを聴いているリスナーの方には、血糖値がどの点で高くなるのか、要するに弱点を知ってもらいたいですね。効果的に血糖値を下げる運動をしたいのであれば、「自分はこの時間帯が血糖値が高くなりやすい」とわかっているとすごく良いです。今は24時間血糖値を測定できる機械があるので、血糖値が心配な人などは、ぜひドクターと相談してみてください。

谷:私、ご飯を食べた後に眠くなったりするんですけど、それって血糖値が上がっているってことですか?

野:上がっているというのもあるし、食べたものを消化しようと血液が消化管の方へ下がっていることで眠くなるということが多いですね。食後に血糖値が跳ね上がる人は、食後に運動をしましょう。食前にやっている人が多いですが、やはり食後にやりましょう。20分ぐらいウォーキングなどの有酸素運動をゆっくりとして、できれば全身運動などで手足を大げさに動かすといいですね。次第に体を作て、最初は3000歩、それから5000歩、7000歩、1万歩と伸ばしていきましょう。1万歩も歩けたら偉いです。私は無理です!

谷:1万歩ってなかなか厳しいですよね!

野:私もこのあと神社参りをかねてウォーキングをします。

谷:目的があると歩く気が出てきますね。

野:次に体重を減らしたいという方ですが、まず1日で食べてるエネルギーより消費するエネルギーの方が大きくないと痩せません。日常的に消費するエネルギーを計算してほしいです。たとえば体重50kgの人だとウォーキングで消費するエネルギーは1時間で150kcalです。1時間はけっこうキツいですよね。それでも消費するのは子ども茶碗1杯分ぐらいです。

谷:ということは、たくさん食べたからといって、その分を運動で消費するのってかなり難しくないですか?

野:でも基礎代謝や筋肉を増やすという意味ではとても大事なので、運動と食べるカロリーについて考えて…、要するにバランスが重要ってことになりますね。
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血糖値も体重も ”簡単に” 減らすことは難しいということですね(´;ω;`)


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