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#30 香港人の友人達との思い出


こんにちは、上海在住のKumaです。


今週から香港から同僚が出張に来ている。彼らとは3年前に香港で一緒に働いていたこともあり、旧友との再会のようでなんだか嬉しい。

彼らと食事をしながら、思い出話をしていると、「あぁ、彼女達からは色んなものをもらったなぁ」と当時の事を思い出した。ものというのは物ではない。様々な思い出や価値観、愛だ。

大好きなトラム

自分のことに時間を使ってくれるありがたみ

香港に来るまでの私は、あまり人付き合いが好きでは無かった。毎週友達と約束して会うなんて面倒くさい、他人のことなんて興味ないし。と言った具合に。

でもそれは私が実家で暮らしていたからだと思う。家には常に誰かがいて、本当の寂しいの意味を知らなかった。

そんな私が香港で初めて一人暮らしを始めた。自分1人で何かしないと何も起こらない日常、1人って"寂しい"という感覚を初めて味わった。(もちろん1人でいることも好きだが)

かといって、美味しそうなスポットを見つけて行ってみても、楽しみや感動を共有する相手がいないことがとっても寂しいことに気がついた。

当時の香港の同僚達は、歳も割と近く、独身もしくは子供がいないなど出かけやすかったこともあって、週末になれば「ここにハイキングに行こう!」とか、「ここの香港で有名なご飯食べに行こう!」とか色々誘ってくれた。

私だったら、休日は自分のために使いたい!と思うのに、きっと寂しく1人でいるであろう外国人の私のために時間を使ってくれるなんて、なんてありがたいのだろう。と彼らのおかげでそんな当たり前の事に感謝できたのである。

香港から上海に異動するときは、盛大な香港式BBQを開いてくれたのもいい思い出である。

離島にもたくさん足を運んだ


私1人のために公用語が英語に

香港人は広東語を母国語とする。中国人の話す普通话とは全く別物の言語だ。そんな彼らはその2カ国後に加え、英語は大体の日常会話なら話し、プラス日本語や他の言語が話せる人もいる。

なので、香港人と出かけるときに私が1人混ざるだけで彼らは全ての会話を英語に切り替えてくれた、香港人同士の会話も私が置いてけぼりにならないように。

彼らの言語レベルの高さと優しさにたくさん助けられたものである。日本人同士の集まりに1人外国人がポンっと入ってもなかなかできない事だと思う。

そんな彼女達のおかげで私の香港生活時代の思い出は楽しかったことばかりである。コロナで色々制限されていたはずなのに、色とりどりの思い出になっているのは、私のことを寂しくさせないように自分の時間を使って私と過ごしてくれた彼女達のおかげなのだ。

あれ以来私は、自分に時間を"使ってもらっている"感覚がすごく強くなったし、私も誰かにそんなふうに時間を使ってあげられる人になりたいと思って過ごしている。

いつみても素敵なスターフェリーからの眺め

最後までお読み下さりありがとうございました♪

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