#12 1年で1番大好きな3週間
皆さん『獅子舞』ってご存知ですか?
僕の生まれ育った地元には『獅子舞』があります。
毎年10月第2週の月曜日(スポーツの日)に地元の秋祭りで7つの獅子が集まって獅子舞奉納を行います。
そもそも獅子舞とは、お正月やお祭りの時に獅子頭と呼ばれる被り物をかぶって舞う民族芸能で獅子舞に頭を噛まれると邪気を食べるという意味があり、悪魔祓いや疫病退治といった意味合いも含め、獅子舞に頭をかまれるとその年にご利益があるとも言われてます。
この獅子舞を僕は小学校1年生のときから毎年やってます。
初めは太鼓打ちから始まり、獅子をずっとやって鉦や太鼓といった鳴り物も全部マスターしました。
獅子の時期が来ると近所の公民館に毎日集まって
その当時の年寄り連中が獅子のやり方を教えてくれてるのですが、それが楽しいのではなく平日の夜でも毎日幼馴染や近所の友達とワイワイ遊んで、練習の合間に貰えるお菓子とジュースと最後にくれるお小遣いを楽しみに公民館に足を運んでました(笑)
そんな僕も30年以上も獅子に通えば
いつしか獅子を教えてもらう立場から祭り本番で組の代表として獅子を遣う立場へ
そして獅子を遣う立場から次の世代に教える立場へ
教える立場からみんなをまとめる若頭という立場へ
年月の流れとともに自分のポジションが変化していき、もうこの獅子の期間の3週間は自分にとって必要不可欠な存在になっています。
それにこの獅子舞こそ、このnote+に書き続けてる『彼女』との出会いの場所です。
彼女が小学校1年生の時に太鼓打ちとしてやってきたのが1番初めの出会いだと思う。
そんな出会いからもう約17年、地元の公民館でこの秋祭りの時期の2-3週間だけ必ず会う不思議な関係…
でも今年は今まで違うことが1つだけある。
それは秋祭りの獅子の時期が来たのに彼女に会えないこと
コロナ禍で秋祭りも獅子もなかった数年を除けば
毎年必ず会えてた人に会えない感覚に今も慣れない。
なんとなくすごく宙ぶらりんな気持ちで最近は過ごしている気がする。
こんなとこでも自分にとって『彼女』の存在の大きさに改めて気付かされている。
僕は本当に彼女のことが心の底から好きなんだなって思った!!