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いよいよファッション専門学校の就職用ポートフォリオのDXが始まった!!!

■新時代のファッション3Dポートフォリオ


2023年4月の新卒採用に向けて各社採用活動が活発になっていることと思います。
ファッションテック企業である(株)FMBでも「ファッション3Dモデリスト」の新卒採用に向けた活動を開始しました。

そのような中「ファッション3Dモデリング」の授業を国内で最も早く取り入れたファッション専門学校「大阪文化服装学院」の2023年3月卒業見込み者からの応募作品が届きました。

応募者と学校の了解を得ましたので、日本初「ファッション3Dモデリング」のスキルを身につけた生徒作品の一部を紹介します。
(※生徒たちと学校には許可をいただいています)

最先端スキルやデザイン力、アイデンティティを見られる、従来無かった「就職用ポートフォリオ」です。
この生徒たちが未来のファッションを創造していくことは間違いないと感じさせてくれます。


■Aさんの作品


量産を目的にして、実際に流通している素材のテクスチャマップと物性を表現したリアルな3DCG。総合的な3DCGスキルを保有していることが窺える作品。

在学中の成果を表したページ。産学協同プロジェクトで3Dモデリングを活用したデザインを量産、アーバンリサーチのショップ・ECで販売された実績。これだけでも素晴らしいアッピールですが、さらに3Dモデリスト検定の3級を取得!!アパレルで3Dモデリングの仕事をするプロが受験しても合格率30%程度。この狭き門に専門学校在籍中に合格!!

資格検定試験の課題の一つ「シャツ・パンツの型紙と仕様書からの3DCG制作」の提出作品。高度なテクニックに加えて、作品イメージにあった空間づくりのセンスの高い作品。

■B君の作品

いわゆる企業デザイナーとして即戦力のスキルを表現した資料。

従来、専門学校生徒のポートフォリオの工業製品のデザインに関する作品はここまで(イメージコラージュ・デザイン画・パターン)でした。

加えてこのレベルの3Dモデリングスキル保有。 アパレルのデザイン検討の段階で、リテールの販売員に意見を聞くことができるスキルを保有していることの証。

3Dモデリングを活用したこちらの生徒は、仕様書、3DCG(よくできています!)そして、在校中の産学プロジェクトで採用され「アーバンリサーチ」で販売されたことをアピールしていました。
→生徒のデザインが量産され販売された実績です!


■Cさんの作品

オリジナルのアンダーウエアブランドを起案した生徒のポートフォリオの一部。商品としての着心地を3Dモデリングの着圧として表現することにチャレンジ。商品化へのこだわりを感じられる作品。

■Dさんの作品

リサーチ、着眼、デザインプロセスなど学生レベルでは、ハイレベルにまとまっている。

ムードボードからのインスピレーション、コンセプト、デザインプロセス、作品、フォトシュートと非常にレベルの高いポートフォリオ。学内でも受賞するなどの経歴。

「Ready to wear」(普段着)のデザインもできることが3DCGで一目瞭然。

3Dモデリングスキルも保有し、産学協同プロジェクトで店頭販売目的にした商品デザインでも採用。工業製品のデザインも可能なことがわかるポートフォリオ。


■Eさんの作品

ここまではアパレルでも一般的なマーケティングやマーチャンダイジングに基づいたブランド企画、デザインプロセスです。日本の専門学校の最も得意とする教育手法ですね。

ここに3Dモデリングスキルを保有しているシートが加わっています。画像合成のスキル表現もあります。
今後、ファッションクリエイターのデファクトスタンダード(=事実上の標準)となるスキルを既に持っていることは、他校にないスキルのアッピールになります。


■3Dモデリング×ポートフォリオの可能性

5名とも作品のクオリティの高さもさることながら、ビジネス性、そして、最先端の技術「3Dモデリング」を活用した3DCG作品は秀逸です。フィジカルでの作品制作が必要ない(費用がかからない)ため多い人では6デザインの3DCGを完成させていました。
 一般的に学生が、授業の合間に街中で生地、附属などを購入してパターン制作からトワルチェック、縫製まで1人で仕上げようとすると1スタイルに3ヶ月以上、費用も5〜10万円はかかります。
このため作品としては2スタイル程度の制作が精一杯で、それもショーピース(街中では着用できないショー用のアート作品)がほとんどでした。
しかし、今回の大阪文化服装学院の生徒たちのポートフォリオでは、工業製品を生み出すファッションデザイナーとしての能力も見ることができ、即戦力としての採用が可能になったと感じました。

ファッションテックに代表される「X-Tech(クロステック)領域の技術は既存の産業構造や競争原理を破壊し再定義する」、と言われます。
大阪文化服装学院はどこよりも早くカリキュラム面で「EdTech(エドテック)領域」に踏み出したファッション専門学校です。変革をしてからまだ1年ですが、早くも既存のポートフォリオの概念を破壊し再定義したことが見て取れます。

採用予定人数を超えてしまいそうです。。

FMBウェブサイトはこちら!


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