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映画 │ 『遺書、公開。』悪気があっても、なくても、言葉は人を傷つけると改めて考えさせられた話。

こんにちは。

今回は、映画『遺書、公開。』の鑑賞記録noteになります!(少しネタバレあるかも)

概要 :

公開日 : 2025年1月17日
監督 : 英 勉
脚本 : 鈴木 おさむ
主演 : 吉野 北人
制作 : ダブ
配給 : 松竹
上映時間 : 119分
原作 : 「遺書、公開。」陽東太郎

あらすじ :

1学期の春、2年D組にSNSで送られてきた【序列】
──そこには生徒と担任の全員の明確な順位が示されていた。

タチの悪いイタズラだとしたら、誰が何のために決めたものなのか?犯人が分からないまま時は過ぎ、ある日──
誰もが羨む序列1位の姫山椿が学内で自殺した。

そして葬儀の次の日、クラス全員に姫山からの遺書が届く──。
死んだ姫山の遺書がなぜ教室に? 1位の彼女はそもそもなぜ自殺したのか? 遺書は本当に姫山が書いたのか?

衝撃の事態の中、姫山の自殺の真相に迫るべく、25人全員が自分の遺書をクラスメイトの前で公開することになる。だが彼らは知らなかった。その日から、学級崩壊までのカウントダウンが始まってしまったことを…!

死者から明かされる衝撃の真実を、あなたは知りたいですか?

それでは、遺書公開を始めます──

感想 :

個人的には原作未読ですが、最初の登場で「ああ、この人だな」って人が本当に犯人だったので展開読めてしまって物足りなかった感はあるけど、全体を通して人の色々な感情がそれぞれの生徒を通して見れたので面白かったです。

それぞれの言葉が悪気あっても無くても他人の心に作用する様子が見進めていくうちに描かれていって、"言葉"は可能なかぎり自分も気をつけなくてはいけないと改めて気付かされました。

全体的にオーバーな演技が多かったけど、それがより不気味さやその人に疑いを向けるための演出だったのかなと思います。

私個人としては、千蔭(宮世琉弥くん)の視点からの発言がずっと興味深く、注目してみていました。原作だともう少し詳しく千蔭と姫山(序列1位の生徒)のやり取りが描かれてるんですかね…?千蔭にあの遺書を残したにしては映画のやり取りはサクッとして見えたので。

名取(大東立樹くん)と絹掛(青島心ちゃん)の関係性はセリフひとことくらいで完結されてて詳しい説明なかったけど、感じたままシンプルで良いのかな…?

色々書いてきましたが、当たり前に今放送中のドラマ『御上先生』とは生徒の雰囲気が違うどころか真逆な感じで、『遺書、公開。』の生徒たちがダメとかそういうことではなく、ただやっぱり『御上先生』の生徒たちの話し合いってとても見やすいんだなあと思いました。

まとめ :

それぞれのキャラ設定がしっかりしていて、2時間の映画の中でたくさんの登場人物を把握するにはとても分かりやすくて良かったです!
生徒の中の誰かに少しだとしても共感できる部分が誰しもある気がするのでそういう見方をしても面白いかなと思いました。
私は特別目立つタイプではなかったけれど、姫山に共感する部分もあったし、1番は千蔭に共感しながら見ました。

誰かの言葉や行動であなたはいま
傷ついていませんか?
あなたはいまプレッシャーに
押しつぶされそうになっていませんか?
誰かへの嫉妬で苦しくありませんか?
そんな人と人の物語です。

ご興味があればぜひ見てみてください!

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