EXTERMINATION【PS2 全タイトルレビュー】#146
発売日: 2001年3月8日
ジャンル: サバイバルホラー
発売機種: PlayStation 2
概要
『EXTERMINATION』は、南極のアメリカ秘密研究施設を舞台に、未知のクリーチャーやトラップに立ち向かいながら生還を目指すサバイバルホラーゲームです。プレイヤーは海兵隊の特殊部隊員デニス・ライリーとなり、基地を襲った異変の真相に迫ります。開発には、『バイオハザード』シリーズに関わった藤原得郎がエグゼクティブプロデューサーとして参加しています。
ストーリー
2005年12月24日、アメリカ軍の秘密研究施設「フォート・スチュワート」との通信が途絶え、海兵隊特殊偵察部隊「RECON」の「チーム・レッドライト」が調査のため派遣されます。主人公デニス・ライリーは、隊の任務中に施設に異変が起きたことを知り、相棒アンドリューの恋人シンディを救うために基地内でのサバイバルに挑みます。施設内ではクリーチャーが蔓延し、生還の道を探るべく、彼と仲間たちは戦いを繰り広げます。
特徴
リージョンアクションシステム: 「リージョンアクション」というシステムにより、ボタン一つで状況に応じたアクションを取ることが可能。これにより銃の自動照準や回避行動がスムーズに行え、快適なプレイが楽しめます。
感染システム: 敵との接触でウイルス感染が進行する緊張感があり、ウイルス値が限界に達するとゲームオーバーになります。
クリーチャーとの戦い: 多彩なクリーチャーが登場し、それぞれ異なる攻撃パターンを持っています。特に「バグズ」や「プレデター」といった敵は巧妙な戦術で襲いかかります。
登場人物
デニス・ライリー: 主人公。米海兵隊の特殊偵察部隊「RECON」の一員で、冷静沈着な性格だが、根は熱血漢。親友アンドリューを失った過去を抱えている。
シンディ・チェン: 研究員で、本作のヒロイン。デニスの相棒アンドリューの恋人で、彼の死後、デニスに対して複雑な感情を抱いています。
システム
南極の極寒の環境下でのサバイバルをテーマに、武器やアイテムを駆使し、限られた弾薬や体力を管理しながら進むサバイバルホラーです。銃のオートエイム機能や、感染リスクを意識しながら進む独特の緊張感がプレイヤーを引き込みます。
評価 『EXTERMINATION』は、PS2の初期サバイバルホラー作品として評価され、特に寒冷地でのサバイバルという新しい舞台設定と感染システムが好評を得ました。しかし、一部のプレイヤーからは操作性やストーリーの展開について、賛否が分かれました。ホラーゲームファンにとっては、独自のシステムと設定を楽しめる作品です。
総評
『EXTERMINATION』は、サバイバルホラーの新たなアプローチを取り入れた作品です。感染システムや極寒の環境がもたらす緊張感、リアルな生存戦略がプレイヤーを引き込む一作で、ホラーゲームファンには一度触れてみる価値があるタイトルです。