![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/155798053/rectangle_large_type_2_7797dad7f8ec84fc7a7ebfda7a5c8073.png?width=1200)
BLOOD THE LAST VAMPIRE 下巻【PS2 全タイトルレビュー】#116
発売日: 2001年12月21日
ジャンル: アドベンチャー
発売機種: PlayStation 2
概要
『スキャンダル』に続く「やるドラDVD」の第2作目であり、『やるドラ』シリーズとしては6作目。上下巻の下巻となっており、上巻で積み残された謎がこの下巻で解明される。
ストーリー
父子家庭に育った主人公は、高校を中退し大検合格を目指して勉強中。しかし、その平穏な日々は正体不明の存在に脅かされる。頭の中に響く不思議な「声」と、現代社会の影に潜む怪物「翼手」。日本刀を携えた美少女・小夜の周囲で、呪われた「血」に関わる者たちの運命の歯車が回りだす。
登場人物
主人公: 声 - 野島健児(幼少期: 浅野まゆみ)。高校を中退し、大検合格を目指す少年。幼いころの洪水の経験から「謎の声」を聞くようになる。
音無小夜: 声 - 工藤夕貴。人類に仇なすヴァンパイア「翼手」を狩る使命を持つ。
瑠璃亜: 声 - 長沢美樹。中学時代に両親を失い、自分の居場所を探し続ける。
灯子: 声 - 井上喜久子。アジア系ハーフで、両親を大震災で失った。
ウォルター・カッツ: 声 - 池田秀一。「謎の声」の主。
正夫: 声 - 野島昭生。主人公の父。
サチコ: 声 - 鶴ひろみ。主人公の母。
特徴
本作はフルボイス・フルアニメーションで進行し、選択肢によってエンディングが決定する。タイムロックシステムが採用され、選択肢は時間制限付き。また、隠された分岐点が存在し、BSS(BLOODサーチシステム)を起動することで新たな展開に入ることができる。
良い点
深いストーリー展開: キャラクター間の関係がさらに掘り下げられ、感情移入しやすい。
緊張感のある選択: 選択肢によってエンディングが大きく変わるため、リプレイ性が高い。
悪い点
エンディングの分岐が複雑: 多数の選択肢があり、どの選択が正解か分かりづらい。
難易度の高さ: 隠された分岐点を見つけるのが難しいため、攻略が難しい。
システム
物語には隠された分岐点があり、BSSを利用することで新たな展開に入ることができる。BSSで失敗するとプレイヤーの「ヴァンパイア度」が上昇し、バッドエンドに到達しやすくなる。
ユーザーの声
「映像とストーリーのクオリティが高い」「選択肢が多く、何度でも楽しめる」との意見が多い。
総評
『BLOOD THE LAST VAMPIRE 下巻』は、締めくくりとしてふさわしい深い物語とキャラクター描写が魅力のアドベンチャーゲームです。前作からの流れを受け継ぎ、より複雑な選択肢がプレイヤーを待っています。物語の全貌を知るためには、何度も挑戦する価値があります。