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鬼武者【PS2 全タイトルレビュー】#126


発売日、ジャンル、発売機種

  • 発売日: 2001年1月25日

  • ジャンル: サバイバルアクション

  • 発売機種: PlayStation 2

概要

『鬼武者』は、2001年1月25日にカプコンからPlayStation 2向けに発売された戦国サバイバルアクションゲームで、PS2初のミリオンヒットを記録したタイトルです。戦国時代を背景に、織田信長が率いる幻魔との戦いを描いた作品で、バイオハザードシリーズの影響を強く受けたゲームデザインが特徴です。操作感やシステムは「バイオハザード」に似ていることから「戦国バイオ」とも称されました。

ストーリー

主人公は明智光秀の甥、明智左馬介(モデル:金城武)。幻魔にさらわれた雪姫を救うため、左馬介は「鬼の篭手」を得て鬼武者となり、幻魔を倒しつつ進む。敵の幻魔やオダ信長と戦いながら、世界を守るための壮大な冒険が展開されます。

ゲームプレイ

このゲームでは、幻魔を倒して魂を吸収し、武器や能力を強化するシステムが特徴です。プレイヤーは、剣や弓、火縄銃などの武器を使い分けながら戦います。途中で入手できる「龍玉」により、新たな必殺技が解放され、封印された扉を開く際にも使用されます。また、タイミングよく敵の攻撃をかわして反撃することで、一撃必殺の「一閃」を繰り出すことが可能です。

魅力的な演出と技術

本作のオープニングムービーは高い評価を受け、「シーグラフ2000」で最優秀賞を受賞するほどのクオリティを誇ります。さらに、キャラクターのモデルに俳優の金城武を起用し、彼がモーションキャプチャーと声を担当しました。フォトリアルなグラフィックと、リアルな演技を取り入れたことで、非常に高い没入感が生まれました。

特徴とシステム

  • 鬼武者の力: プレイヤーは鬼の力を持つ左馬介として、様々な武器と技を駆使して幻魔と戦います。

  • 一閃システム: 敵の攻撃をギリギリで防ぐと、一撃で倒すことができる一閃が発動します。

  • サバイバルアクション: 限られた資源やアイテムを使って進むシステムは、サバイバルの要素も強く持っています。

Xbox版『幻魔 鬼武者』との違い

翌年には、新たな敵や要素、エリアを追加した**Xbox版『幻魔 鬼武者』**がリリースされました。こちらではアイテムの配置が見直され、さらなるバッサリ感を体験できることが売りとなっています。

評価と影響

国内累計出荷本数は110万本、全世界で202万本を記録し、PS2で初のミリオンセラーとなりました。その後のシリーズも高評価を受け、『鬼武者2』『鬼武者3』など続編が続きます。2018年にはHDリマスター版も発売され、再び注目を集めました。

総評

『鬼武者』は、その美麗なグラフィック、緊迫感ある戦闘、そして歴史とファンタジーの融合により、アクションゲームの新たな基準を打ち立てました。戦国時代を舞台にしながらも、バイオハザードに似た緻密なゲームデザインが特徴で、アクション好きや歴史ファンにとっても楽しめる作品です。

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