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リアルロボットレジメント【PS2 全タイトルレビュー】#236

2001年8月9日にバンプレストから発売されたプレイステーション2用アクションゲーム。本作は『スーパーロボット大戦』シリーズを基にしたゲームで、ロボットアニメのキャラクターたちがリアルタイムで激しい戦闘を繰り広げます。シリーズ初のアクションゲームとして、シミュレーションRPGとは異なる新たなプレイ体験を提供しています。


ゲームの概要

  • ジャンル: アクションゲーム

  • 開発元: ウェイヴエッジ

  • 発売元: バンプレスト

  • 発売日: 2001年8月9日

  • 価格: 6,800円(税別)

  • プレイ人数: 1~2人


特徴

1. 夢のクロスオーバー

参戦作品には、以下のロボットアニメが含まれます:

  • 『機動戦士ガンダム』シリーズ

  • 『マジンガーZ』『ゲッターロボ』

  • 『聖戦士ダンバイン』『無敵鋼人ダイターン3』

  • 『闘将ダイモス』『超獣機神ダンクーガ』

  • 『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』

  • その他多くの人気作品が登場。

2. リアルタイムアクション

プレイヤーは、出撃させた最大4機の中から1機を操作します。他の3機はCPUが操作しますが、ミッション中に操作キャラクターを切り替える「ライドチェンジ」システムを採用。戦況に応じた戦略的なプレイが求められます。

3. 必殺技と特殊アクション

ロボットごとに必殺技(スペシャルアタック)やフォーメーションアタックを搭載。これらを駆使して敵を倒し、戦場を制圧します。気力システムにより、戦闘を重ねることでより強力な攻撃が解禁されます。

4. 2人協力プレイ対応

2人プレイに対応しており、友人と協力して巨大な敵に立ち向かうことが可能です。

5. バンプレストオリジナルキャラクター

オリジナルキャラクターとして、アリエイル・オーグ(主人公)やドゥバン・オーグが登場。彼らは「イデアラント」という人工生命体であり、プロジェクト・イデアランツの産物として設定されています。

6. 参戦ロボットの再現

各ロボットの特徴や武装が忠実に再現され、ファンには嬉しい作り込み。例えば、『ゴッドガンダム』の「ゴッドフィンガー」や、『マジンガーZ』の「ロケットパンチ」といったおなじみの技がゲーム内で使用可能です。


ストーリー

地球連邦とジオン公国の戦争が続く中、謎のエネルギー反応が月面で観測される。ムゲ帝国との戦いを終えた獣戦機隊やスーパーロボットたちは、月面の調査を開始するが、そこで新たな脅威が明らかになる。アリエイルやドゥバンらオリジナルキャラクターが、この戦争の裏に隠された秘密に挑みます。


評価

好評点

  • 参戦作品の豊富さ: 人気ロボットアニメのキャラクターが一堂に会することで、ファンにはたまらない内容。

  • 新鮮なアクション要素: 従来のシミュレーションRPGとは異なり、リアルタイムでの操作が楽しめる。

  • グラフィックと演出: 当時のPS2の性能を活かした美麗な映像で、必殺技や戦闘シーンの迫力が際立つ。

惜しい点

  • 操作性: 慣れるまでに時間がかかる操作感や、複雑なシステムが一部のプレイヤーには難しいと感じられる。

  • テンポ: 戦闘やミッションの進行が遅く、単調に感じる場面がある。


総評

『リアルロボットレジメント』は、スーパーロボット大戦シリーズをアクションゲームに落とし込んだ新しい試みであり、ロボットアニメファンにとっては夢のようなタイトルです。操作性やテンポに改善の余地があるものの、クロスオーバーの魅力や練り込まれた世界観がプレイヤーを引き込みます。協力プレイを楽しみながら、リアルな戦場でのロボットアクションを堪能してください。

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