BLOOD THE LAST VAMPIRE 上巻【PS2 全タイトルレビュー】#115
発売日: 2001年12月21日
ジャンル: アドベンチャー
発売機種: PlayStation 2
ストーリー
本作は『スキャンダル』に続く「やるドラDVD」の第2作目で、現代を舞台にヴァンパイアと人間の戦いを描いています。父子家庭で育った主人公は高校を中退し、大検合格を目指して勉強中。だが、平穏な日々は「翼手」と呼ばれる怪物に脅かされ、美少女・小夜との出会いが運命を変えていく。
登場人物
主人公: 声 - 野島健児。高校を中退し「謎の声」に悩まされる少年。
音無小夜: 声 - 工藤夕貴。ヴァンパイア「翼手」を狩る使命を持つ。
瑠璃亜: 声 - 長沢美樹。明るさを持つが「謎の声」に悩まされる。
ウォルター・カッツ: 声 - 池田秀一。「謎の声」の主。
特徴
物語はフルボイス・フルアニメーションで進行し、選択肢によってエンディングが決定。タイムロックシステムにより選択には時間制限があります。また、隠された分岐点を見つけることで物語の深みが増します。
良い点
ビジュアルと演出: アニメーションによる迫力のある描写が魅力。
選択肢の多様性: BSSを駆使することで新たな展開を体験可能。
悪い点
攻略難易度の高さ: 隠された分岐を見つけるのが難しく、バッドエンドのリスクが高い。
選択肢の制約: 自由度が制限されることがある。
システム
選択肢は時間制限付きで表示され、BSSを利用して特定の分岐を探ることが可能。しかし、BSSの使用によってプレイヤーの「ヴァンパイア度」が上昇し、バッドエンドに到達しやすくなります。
評価
『週刊ファミ通』のクロスレビューで33点を獲得し、「ゴールド殿堂」入りとなるなど、好評を博しています。
ユーザーの声
「ストーリーが魅力的」「選択肢が面白いが難しい」といった意見が多いです。
総評
『BLOOD THE LAST VAMPIRE 上巻』は、視覚的にもストーリー的にも魅力的なアドベンチャーゲームです。特にアニメーションとシステムの革新性が光る一作ですが、選択肢の難しさが攻略を難しくしています。ファンには必見の作品です。
移植
本作は後にPSP向けに移植され、上下巻同時収録されています。