あしたのジョー 闘打【PS2 全タイトルレビュー】#165
発売日：2001年3月29日
発売元：サンソフト
プラットフォーム：PlayStation 2
ジャンル：タイピングアクション
概要
『あしたのジョー 闘打』は、サンソフトが2001年に発売したタイピングゲームで、名作ボクシング漫画『あしたのジョー』を題材にしています。試合のシーンでタイピング入力を行い、選手たちの技を決めていくというアクション性を持ちながら、タイピングスキルも高められる内容です。あおい輝彦氏が再び矢吹丈役で参加し、原作の名シーンを忠実に再現しており、ファンにとって懐かしい名セリフが多数登場します。
ゲームの特徴
タイピングで進行する試合シーン
試合中のパンチやブロック、必殺技などをタイピングで操作し、入力の正確さやスピードが戦況を左右します。ミスなく入力することで必殺ブローを放ち、相手を倒すといったダイナミックなシステムが採用されています。
原作の臨場感あるサウンド
矢吹丈役にあおい輝彦氏を起用しており、アニメ放映当時の名シーンや名セリフがゲーム内で再現されます。試合会場の歓声や実況アナウンサーの叫び声など、サウンド演出が臨場感をさらに高めています。
USBキーボード対応
PS2専用のUSBキーボード同梱版もあり、入力しやすいキーボードでスムーズにプレイ可能です。また、Windowsなどのパソコンでも利用できるため、ゲーム以外でも使える本格的なキーボードとして活用できます。
杉野昭夫監督によるムービー
アニメ制作の名手である杉野昭夫監督が、ゲーム内ムービーを特別に描き下ろし、各シーンの演出にも深みが増しています。原作ファンにとって見逃せない映像がふんだんに盛り込まれています。
初心者にも配慮したタイピング入力
入力時には、たとえば「しゃ」の表記であれば「sha」や「sya」のどちらも受け付けるなど、普段のタイピング感覚でプレイ可能です。従来のタイピングゲームのように表示そのままに入力する必要がなく、快適な操作性を実現しています。
発売の背景
『あしたのジョー 闘打』は、原作のストーリーとタイピングゲームを組み合わせた新しいアプローチが話題を呼びました。また、ゲームとしての楽しさと教育的なタイピングスキル向上の両方を狙いとしており、名作漫画のファンのみならず、初心者でも楽しめるよう工夫されています。
評価と反応
リアルな試合展開と原作さながらの臨場感ある演出が評価され、特にファンから高い支持を受けました。タイピングゲームというユニークなジャンルで『あしたのジョー』の世界を再現したことは、PS2のゲームライブラリにおいても珍しい試みとして注目されました。