機甲兵団 J-PHOENIX 序章編【PS2 全タイトルレビュー】#131
発売日: 2001年2月15日
ジャンル: アクション
発売機種: PlayStation 2
概要
『機甲兵団 J-PHOENIX 序章編』は、プレイヤーがパイロットとして敵機と戦い、司令官として自機をカスタマイズするなど、アクションと戦略が融合したゲームです。ゲーム内では、メカデザインを手掛けた大河原邦男氏が生み出した機体「J-PHOENIX」を中心に、さまざまな機体をカスタマイズして戦うことができます。序章編では、本編の1~3話を体験できるほか、対戦モードや「百機斬りモード」、設定資料やキャラクター紹介、主題歌(フルコーラス)が聞ける資料館モードも収録されています。
ストーリー
物語は、主人公である「グレンリーダー」率いる「グレン小隊」が、侵略を進める敵勢力に立ち向かうという内容です。プレイヤーは、戦場でエースパイロットとして戦い、インターミッションでは司令官として機体のカスタマイズや武器の開発を進めていきます。『機甲兵団 J-PHOENIX 序章編』のデータは、本編に引き継ぐことが可能であり、序章で得たパーツや特典が本編で利用できる仕組みが設けられています。
特徴
アクションと戦略の融合: 戦場で敵機を撃破するアクション要素と、自機をカスタマイズする戦略要素が同時に楽しめるゲームシステムが特徴です。
多彩なモード: ストーリーモードのほか、対戦モードや「百機斬りモード」があり、単なるアクションゲーム以上のボリュームを楽しめます。また、設定資料やキャラクター紹介などが閲覧できる資料館的なコンテンツも収録されています。
低価格での提供: 序章編は体験版的な位置づけであり、価格が1800円と低価格で提供されていたため、手軽にシリーズに触れられる作品でした。
良い点
カスタマイズの楽しさ: さまざまなパーツを組み合わせて自機をカスタマイズできる点が評価されています。プレイヤーは戦闘中に得たパーツを使って、自分だけの機体を作り上げられます。
序章編データの引き継ぎ: 序章編のデータを本編に引き継ぐことで、特典や追加パーツを入手できる仕組みがあり、シリーズファンにとっては楽しみな要素です。
悪い点
プレイ時間の短さ: 収録されているステージが3つしかなく、ボリュームが少ないため、すぐにプレイし終わってしまうという意見もあります。また、このステージが本編にも収録されているため、繰り返しプレイの魅力が少ない点が指摘されています。
総評
『機甲兵団 J-PHOENIX 序章編』は、低価格ながらアクションとカスタマイズ要素を体験できる体験版的な作品です。メカデザインや戦闘の緊張感、そしてカスタマイズ要素が楽しめるため、ロボットアクションファンには魅力的な内容です。内容が短く、プレイ時間が限られているため、本格的な体験を求めるプレイヤーには物足りなさが残るかもしれませんが、本編への導入としては非常に良い作品と言えます。