
スターウォーズ スターファイター【PS2 全タイトルレビュー】#273
発売日: 2001年10月4日
機種: PlayStation 2
ジャンル: 3Dシューティング
発売元: エレクトロニック・アーツ・スクウェア
開発: LucasArts
プレイ人数: 1人(対戦なし)
価格: 6,800円(税込) / 廉価版 3,129円(税込)
メモリーカード: 134KB以上必要
概要
『スター・ウォーズ スターファイター』は、映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の世界観をベースにした3Dスペースシューティングゲーム。
ルーカスアーツが開発し、海外では2001年2月にリリースされた作品で、日本ではエレクトロニック・アーツ・スクウェアがローカライズして発売。
プレイヤーは3人の異なるパイロットの視点で戦い、銀河を舞台にしたドッグファイトを繰り広げる。
映画に登場したナブー・スターファイターをはじめ、40種類以上の戦闘機が登場。
壮大なスケールで描かれるドッグファイトと、映画さながらの美しいグラフィック、迫力のBGMが特徴の作品となっている。
ストーリー
物語は**『エピソード1』本編の裏側を描くオリジナルストーリー**。
プレイヤーはナブーのパイロットリース・ダローヴをはじめとする3人のキャラクターを操作し、
通商連合の侵略からナブーを守るために戦う。
銀河の平和を守るため、ナブー王国の**「スターファイター部隊」**が戦いに挑む。
戦いの舞台は、ナブーの大気圏内から宇宙空間まで多岐にわたり、スリリングな戦闘が繰り広げられる。
ゲームの特徴
1. 3人のパイロットを操縦
ゲームでは3人の異なるパイロットを操作し、それぞれの視点で戦うミッションが展開される。
リース・ダローヴ: ナブーのエースパイロット(機体:ナブー・スターファイター)
ヴィーナ・シャーン: 神秘的な密輸業者(機体:スレイブ・レイヴン)
ニーム: 惑星ロックの海賊(機体:ボンバースターファイター)
各キャラクターの機体にはそれぞれ特徴があり、スピード、攻撃力、防御力が異なる。
ミッションによって適切な機体を選び、戦略的に戦うことが求められる。
2. 迫力のあるドッグファイト
スター・ウォーズならではのスピーディーな宇宙戦闘を体験できる。
機体ごとに異なる武装を使いこなして敵機と戦う。
敵の戦闘機だけでなく、巨大な戦艦への攻撃も可能。
3. 映画さながらのビジュアルとサウンド
PS2のパワーを活かした美麗な3Dグラフィックで、映画の雰囲気を忠実に再現。
本作オリジナルのシナリオながら、『スター・ウォーズ』の世界観をしっかりと継承。
BGMは映画と同じくジョン・ウィリアムズの壮大な楽曲を使用し、没入感を高める。
ゲームプレイ & 操作性
🎮 操作感
スムーズな操作性で、直感的に戦闘機を操縦可能。
アナログスティックで移動し、ボタンで武器の発射や回避行動を行う。
ロックオンシステムにより、敵機への攻撃がしやすくなっている。
🚀 多彩なミッション
ミッションは合計14ステージあり、空中戦・地上戦・宇宙戦とバリエーション豊か。
敵基地の破壊
敵戦艦の迎撃
同盟軍の護衛
ナブーの都市防衛 など
ミッションごとに異なる目的があり、単純なシューティングにとどまらない戦略性が求められる。
評価
✅ 良い点
✔️ 映画の世界観を忠実に再現し、スター・ウォーズファンにはたまらない
✔️ 機体ごとの性能差があり、戦略的なプレイが求められる
✔️ ロックオンシステムにより、爽快感のあるシューティングが楽しめる
✔️ ジョン・ウィリアムズの壮大なBGMが、戦闘の臨場感を高める
✔️ メダル獲得による追加ミッション要素があり、やりこみ要素も
❌ 悪い点
❌ ミッションのバリエーションが少なく、プレイ時間が短め
❌ 対戦モードがなく、1人用に特化している
❌ ステージの自由度が低く、一本道の展開が多い
❌ ロード時間が長いのが気になる
❌ 敵や護衛対象の位置が把握しにくい
ユーザーの声
🎤 良い評価
「映画の雰囲気そのまま!スター・ウォーズファンなら買い!」
「グラフィックが綺麗で、戦闘シーンの迫力がすごい!」
「ドッグファイトが爽快で、飛行機モノが好きなら楽しめる!」
「スター・ウォーズを知らなくてもシューティングゲームとして面白い!」
👎 悪い評価
「ロード時間が長すぎるのがストレス。」
「レーダーがなく、敵の位置を把握しにくい。」
「対戦モードがないのが残念。」
「ボリュームが少なく、やりこみ要素が少ない。」
総評
『スター・ウォーズ スターファイター』は、映画『スター・ウォーズ』の世界観を再現した3Dシューティングゲーム。
グラフィックやサウンドの完成度が高く、スター・ウォーズの雰囲気を存分に楽しめる作品となっている。
特に、宇宙空間でのドッグファイトのスピード感や臨場感は抜群で、映画のワンシーンを自分でプレイしているような気分になれる。
ただし、対戦モードがなく、シングルプレイ専用である点や、ミッションのバリエーションが少ない点がネック。
ボリューム不足が否めないが、スター・ウォーズファンなら十分楽しめる作品だろう。