MIDNIGHT CLUB 〜STREET RACING〜【PS2 全タイトルレビュー】#143
発売日: 2001年3月1日
ジャンル: ストリートレースゲーム
発売機種: PlayStation 2
概要
『MIDNIGHT CLUB 〜STREET RACING〜』は、シスコンエンタテイメントが日本国内で発売し、Angel Studios(後のRockstar San Diego)が開発したストリートレースゲームです。本作は、非合法なストリートレースをテーマにしており、ニューヨークやロンドンといったリアルな都市を舞台に、プレイヤーは改造車を駆使してライバルたちと競い合います。
日本国内では1作目のみシスコンエンタテイメントから発売され、続編はリリースされていません。また、タイトルに「湾岸」の文字が一部使用されていますが、漫画『湾岸ミッドナイト』とは無関係です。
ゲーム内容
ゲームは4つのモードで構成されています。
バトルレース: クエストモードで勝利したライバルとの1対1の再戦が可能です。テクニックを磨くために、ライバルとひたすらレースを繰り返します。
チェックポイントレース: プレイヤーは複数のチェックポイントを通過しながらゴールを目指します。順番は自由であり、レースにはロンドンバスやパトカーが登場するユニークなものもあります。クリアするとボーナスカーがもらえることがあります。
旗取りレース: 旗を取り、制限時間内に目的地に持っていくモードです。相手にぶつけられると旗を奪われるため、注意が必要です。
シティドライブ: ニューヨークやロンドンの街を自由にドライブできるモードです。交通量や天候を調整しながら、レースで獲得したボーナスカーを自由に動かせます。
システムと特徴
自由なルート選択: 街中のどこでも走れる自由度の高いレースが特徴です。特定のコースに縛られず、建物や歩道を利用して最適なルートを選ぶことが勝利への鍵となります。
架空の車両: プレイヤーが操作する車は全て架空の車やバイクであり、現実の車種は使用されていません。このため、非合法なストリートレースの世界観を保っています。
マルチプレイヤーモード: 画面分割で最大4人までの対戦が可能です。友人と一緒に都市を駆け抜けるスリルを共有できます。
ドライビングの自由度: 街の詳細な設定により、レースだけでなく単純なドライブを楽しむことも可能。特にロンドンバスの運転や、さまざまなボーナスカーでのプレイが楽しめます。
評価
『MIDNIGHT CLUB』は、その自由なレーススタイルとリアルな都市環境の再現が評価され、特に初期のPlayStation 2タイトルとして注目を集めました。特に、レース中の自由度や操作性が高く評価されています。一方、グラフィック面では一部の批評家から物足りないという意見もありましたが、全体としては好意的に受け入れられています。
総評
『MIDNIGHT CLUB 〜STREET RACING〜』は、ストリートレースゲームにおける自由度とスリルを追求した作品で、特に自由なルート選択やリアルな都市環境の再現が大きな魅力です。シリーズはその後も続編がリリースされ、カルト的な人気を誇りますが、1作目は日本国内ではシスコンエンタテイメントによってリリースされた唯一の作品です。