第5節 徳島ヴォルティス戦(3/17)Review
日曜日の浦和戦から中2日、三ツ沢開催の第5節の相手は昨シーズンJ2優勝の徳島ヴォルティス。連勝の良い流れを断ち切らず、確実に勝利を積み上げられたのか。
軽くではあるが試合を振り返っていきたい。
・スタメン発表
中2日であったため大幅に選手を入れ替えると予想していたが、変更は前節で負傷したティーラトンに代わって#16高野、ボランチの岩田→渡辺の2カ所のみで、特に前線4枚の顔ぶれは前節からいじらず。21日の試合が中止(G大阪戦)のため、良い時の形をそのまま維持しようという意図か。期待の樺山はベンチスタート。
・試合詳細
前田大然の4戦連発、今季6ゴール目で3連勝!辛勝であったが、それはスタッツからも明らか。
シュート数、枠内シュート数を見れば負けていてもおかしくない数値差。ただそれでもクリーンシートで終えられたのだから結果オーライ。勝って反省、である。
・止まらない大然、そしてVARの是非
前半10分、最前線の前田は相手CBの隙を逃さずボールを奪い、そのまま先制のゴールを決めた。これで4試合連続ゴールで今季6ゴール目、得点ランキングでも首位に浮上した。シーズン前誰がこの展開を予想できただろうか。この男の覚醒は止まらない。
実はこの前田大然、見た目で一瞬わからなくなるが、今をときめく川崎のドリブラー、三笘薫と同い年の23歳なのである。
(マリノス公式Youtubeより。面白すぎる。)
ただ2点目かと思われたシーンはVARでゴール取り消しに。直前のマルコスのプレーがファウルという判定で、マルコスにはC2(ラフプレー)でイエローカード提示。(少し不可解、故意ではないためラフプレーと呼べるのか?)その後主審に抗議したポステコグルー監督の言葉を通訳した松崎さんがC3(異議)でイエローカード。これは少しかわいそう。
VARは現地観戦の良さを奪う。スタジアムの空気感の中でゴールが決まり、飛び跳ねて喜び、周りのサポーターとハイタッチをしたりして喜びを分かち合う。その何物にも代えがたい楽しさが、一瞬にして落胆に変わる。VARの登場は、個人的にはあまり好意的に受け入れられない事象である。
・今節の個人的MVP
今節のMVPは26歳の誕生日を迎えたチアゴ・マルチンス!2試合連続のクリーンシート達成に大きく貢献し、キャプテンも板についてきた。特に大きなミスもなく、パスの供給も安定していた印象。スーパーなチアゴが帰ってきた。
・次節に向け&代表招集について
次のリーグ戦は2週空いて4/3、ホームで湘南ベルマーレ戦。少し間が長いが、その間には楽しみな試合も控える。
この記事の執筆中に発表された3/25、3/30の日本代表戦メンバーに、畠中と松原が選出された。Jリーグ勢のなかで松原が選ばれたのは正直意外であった。2019年の広島戦、彼にとってのターニングポイントであったあの試合で活躍できていなかったら、今頃どうなっていただろうか。2014年以来の代表でさらなる成長を期待したい。
後日発表されるU-24日本代表の方は前田と渡辺、岩田、オビあたりに選出の可能性が。こちらも楽しみである。
以上第5節の振り返りでした!ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。