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第7節 湘南ベルマーレ戦(4/3)Review

久しぶりのレビュー投稿。(サボっていたわけではなく試合がなかっただけ)代表ウィークを挟んで再開されたJ1リーグ、今節マリノスは湘南ベルマーレをホーム日産スタジアムに迎えての神奈川ダービー。

日本代表という舞台で成長、挫折を経験してチームに戻ってきた選手、代表に呼ばれなかった悔しさを胸に戦う選手、中断期間中に怪我から復帰し再び気を引き締める選手、と各々が熱い思いを抱えながら、チームの勝利という共通の目的を持って闘えたのか。今後の連戦を占う再開初戦を振り返っていきたい。

・スタメン発表

マルコスの負傷を受け今節はオナイウがトップ下起用。前田は中断前に肉離れで離脱していたが、2週間の間で回復し早速のスタメン起用。チームに欠かせない存在になりつつある。

日本代表のモンゴル戦(14-0)で出色の出来であった松原健はベンチから、左サイドバックには小池龍太。ベンチに控えるキャプテン喜田、天野純には流れを変える役割が期待される。

・試合詳細

エウベルの初ゴールで先制するも、クロスから失点。リーグ戦の連勝は3で止まった。スタッツは以下の通り。

支配率、パス数では圧倒するも、運動量を特徴とする「湘南スタイル」もあり走行距離ではほぼ同じくらいの数値。ただ試合を総合的に振り返ると、決して悪い試合ではない。

・ポジティブな点は左サイドにあり。

ついに7番にゴールが生まれた。65分、天野のクロスを前田が落とし、抑えたボレーでゴール右隅へ。なかなかゴールが取れず、個人として苦しんでいたのはゴール後の喜び方からもよくわかる。ようやくお目覚めか。

ゴール後にエウベルに抱きついている25番、小池龍太も今日はスーパーな日であった。

守備での安定感、攻撃時のエウベルをサポートする縦へのランニングなどサイドバックとして素晴らしい働き。右利きの左サイドバックとして、左利きのティーラトン、高野にない良さを提供した。

エウベルのゴールの前、前半から数えて3本のポスト直撃(岩田のミドル、オナイウ、コーナーからチアゴのヘッド)のうちのどれかが入っていれば、、、
そういった面でも今節の攻撃はよかったのではないかと感じた。

(前田のプレスバックは怪我明けを感じさせない圧倒的な強度。ただイエローカードをもらった後のプレスは少し怖い。)

・強者になろう。まだまだこれから。

エウベルのゴール直前に投入された我らがキャプテン喜田拓也。チームを鼓舞するこの存在が帰ってきたことは非常に大きい。

ただ失点は10分後。サイドに寄せる選手がいなかったことでフリーでクロスを上げられる。ここはプロリーグ。フリーならば当たり前だが決めてくる。先制点に「ようやくこじ開けた感」があり、その後守備で油断が生まれていた。この辺りがまだチームが「強く」なりきれない要因であるし、川崎、名古屋など勝ち続けているチームとの差なのだろう。

誰か特定の選手が悪いのではない。チームとしてである。そういった意味ではもったいない試合をした。

・湘南の選手にもスポットライトを

1人目は町野。2018に高卒でマリノス加入後、試合出場はなく2019に当時J3の北九州へ。その後北九州のJ2昇格などに貢献したことが評価され、今年からJ1湘南へ。

レンタルから完全移籍に切替えられた2020にはプロの世界の厳しさを感じたが、再びJ1の舞台に帰ってきたのは本人の努力の賜物。いつかまたマリノスに帰ってくる日はくるのか???

2人目は19歳の田中聡。スタート時からは左のCBとして仲川と対峙し、互角に渡り合った。後半途中からはアンカーの位置に入るなど、ユーティリティ性の高さも素晴らしい。湘南出身の遠藤航、山根視来のように日本代表になる未来が見える。

・次節に向けて

次は火曜日、C大阪戦。マリノスとしては2011年以来リーグ戦で勝てていない相性最悪の相手。勝ちたい。どんな内容であっても勝ちたい。坂元にトラウマを感じているであろうティーラトンは起用されるのか。


以上で振り返りは終了です!ここまで読んでくださった方今回もありがとうございました!

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