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Photo by
uger_san
どうやったら声優になれるのか…
著作権がフリーの台本を探していたら「星の王子さま」が見つかった。でも、安易に手を出していい作品ではなかった。これから私は長い間、この王子さまと付き合う事になりそうだ。
事の発端は「どうやったら声優になれるのか…」と考えたことからだ。そして、私の至った結論は「芝居が上手い」だった。圧倒的に上手ければフリーでも見つけてもらえるはず。よーし!録音してみよう…と意気込んだはいいが…
「下手だった」
YouTubeに投稿してみたはいいが…もうすでに黒歴史が始まっている。50分近いこの朗読を最後まで聞ける人は私一人だけだろう。それだけ、酷い。
上手くなるためにどれだけの時間がかかるかわからない。だけど「星の王子さま」をこのままにしておく事はできない。
「大事なものは、目では見えない!」
それを教えてくれた大切な小説だから。このままでいい訳がないのだ。これを自分が納得できる朗読になるまでは次に進めない。
だけど…ひとりで頑張るのはさみしい…
「習慣があるからこそ、特別な時間が生まれるんだ」
これも「星の王子さま」の教えだ。地味な練習だって、習慣にすれば特別な時間になるかもしれない。芝居が上手くなる保証なんてないし、無駄な時間になるかもしれない。でも、それをnoteに残しておくことで、私の中に目に見えない何かが生まれる気がしている。だから、黒歴史を発信することに決めました。
あわよくば、これを見つけて読んでくれている心優しいあなたに成長を見守っていて欲しい。そして、キツネみたいに泣いて欲しいなという邪念を込めて。
毎週木曜日更新予定。
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