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アーティスト#9 高田大介(和太鼓奏者)9月28日
第9回 アーティストファイルのゲストは、和太鼓奏者の高田大介さん。
宇土市民会館のホールマネージャー、太鼓芸能集団「紬衣」代表、そして、太鼓の持つ可能性を多角的に追及し続けている宇土太鼓文化研究所の代表としてもご活躍。
高校在学中に、和太鼓部「鼓」を創立。2年間、佐渡に拠点を置く太鼓芸能集団「鼓童」の研修生として、太鼓のみならず、篠笛、能、茶道、農作業などを学び、現在は、宇土在住。
作曲者、指導者、俳優、プロデューサー、さまざまな側面をお持ちです。
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宇土の大太鼓は、すべてケヤキの木をくり抜いた一木造りで、古いもので寛文13年(1673)6月2日の銘もあり、に指定されています。そんな価値ある大太鼓が、21基もある地域は、全国探しても、他にはないそうで、かなりスゴイことなんだそうです。
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そんな太鼓の価値を国内外に広め、100年後の子どもたちが、宇土の太鼓文化を誇れるようになりたい、というのが高田さんの夢です。
そんな高田さんのインタビューはこちら。
高田さんからのメッセージ
実は、高田さんと田上さんと私は、10年前に同じ場所で出会っていました。当時、若い芸術家にチャンスを与え新しい文化の波をつくっていこう!という「ヌーヴェルヴァーグ構想」が立ち上がっていたのですが、そのキックオフのホームパーティーでのこと。とても懐かしい再会でした。
その後、海外での経験も重ね、宇土に根付きながら太鼓文化を発信している高田さん。最近では、熊本県芸術文化祭オープニングステージ「ひごばえ」の監修もなさっていますが、宇土の雨乞い大太鼓を中心に、公募で集まった演者たちが繰り広げる和太鼓の世界は、とても素晴らしいものでした。
国重要有形民俗文化財である大太鼓が21基集まっているということは、ヴァイオリンでいうとストラディバリウスが21基集まっているくらい、価値のあるものなんだとか。そのことも多くの人に知っていただけたらいいなぁと思います。まだまだ若く、アイデアとエネルギーに溢れる高田さんのこれからの活躍をとても楽しみにしています。
(事務局 濵島玲恵)