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PHRを活用するメリットとは
こんにちは!
札場(フダバ)と申します。
いつも記事を拝見いただきありがとうございます。
今回は、PHR(パーソナルヘルスレコード)を活用するメリットについて説明していきます。
近年注目を浴びているワードであり、実際に使用する場合にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
本記事では、PHR(パーソナルヘルスレコード)を活用するメリットをお伝えしていきます。(PHRを利用される個人の方向けのメリットになります。)
それではどうぞ!!
PHRとは
『PHR』は「Personal Health Record」を略したものであり、「個人の健康診断結果や服薬履歴等の健康等情報を、電子記録として、本人や家族が正確に把握するための仕組み」とされています。
PHRで扱う情報は、具体的に、以下の項目が挙げられます。
・健診・検診情報(特定健診、がん検診、学校健診など)
・生活習慣に関する情報(運動習慣、食習慣、飲酒、喫煙、睡眠時間など)
・予防接種歴
・薬歴(薬剤服用歴)
・バイタルデータ(体温、血圧など)
など
PHRについて説明した記事は以下になります。
ご興味ある方はご覧ください。
PHRに対する世間の流れ
PHRの目指すべき姿として、経済産業省が提示している内容になります。
今後、保健医療分野では、予防・健康増進の重要性が高まるとともに、個別化されたより効果的な介入等への期待が高まっている。
そのためには、保健医療情報の適切かつ効果的に活用できる環境を整備することが必要。具体的には、
① 国民・患者が自らの保健医療情報を適切に管理・取得できるインフラの整備
② 保健医療情報を適切かつ効果的に活用できる環境の整備
③ 質の高い保健医療を実現するための保健医療情報の活用(研究開発等の推進)
を目指し、取組を進めていくことが必要。
の利活用に向けた国の検討経緯について
(経済産業省)
https://www.mhlw.go.jp/content/11909500/000741661.pdf
PHRの全体像としては以下のイメージになります。
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(経済産業省)https://www.mhlw.go.jp/content/11909500/000741661.pdf
上の図より、国民・患者が主体となった保健医療情報の活用が実現できます。また環境が整備されることで、国民・患者のニーズに沿って個別化された効果的な保健医療サービスの提供につながります。さらには、保健医療情報を活用し、保健医療の発展に繋がっていくと考えられます。
PHRのメリット
PHRでは、各個人が多種多様な情報の一元的管理が可能になります。
その為、メリットとしては大きく3つ存在します。
①適切な医療体験
個人の身体状態を把握できることで、個別化された適切な医療を受けることが可能になります。また救急時における処置においても過去の既往歴やアレルギー情報などが素早く参照でき、入院や病院等の引き継ぎがあった際もこれまでの診療情報を把握した状態で診察が可能になります。セカンドオピニオンの際にも診療情報が存在するため、適切な対応が可能です。
②自己管理の促進
生活習慣を改善していくためには、自身の身体に興味を持つ必要があります。体重や血圧などの測定値を含めた身体情報を経過を追いながら確認することで行動変容を起こせるでしょう。様々な情報を医療機関と共有できれば、その記録に基づいた運動や食事のアドバイスも可能になるため、自己管理の促進ができます。
③医療機関との円滑なコミュニケーション
PHRサービスの中には医療機関とメッセージのやり取りが可能な機能が備わっているものも存在します。またPHRを使用し、医療機関への予約や事前の問診なども可能となり、円滑なコミュニケーションが可能です。
デメリット
主なデメリットとしては、セキュリティ対策や、普及の難しさなどが挙げられます。
インターネットを利用して個人情報の管理を行うため、取り扱いには注意が必要です。また高齢者の場合、スマートフォンを持っていない、または使い方が分からない方が多く見受けられます。
上記のような課題を解決しながら利用の普及を進めていくことが重要です。
まとめ
今回は、PHRのメリットを中心に説明しました。
PHRのメリットは多く存在する為、世の中に広まって欲しいと感じます。しかし、普及率を向上させる為に乗り越えなければいけない問題も存在します。
多くの方が、PHRを活用し医療体験の向上が実現できれば嬉しく思います。
弊社ALTURAは、健康診断を起点に医療体験の向上を目指しております。『健診結果web参照PHRアプリ』『健診システム』の提供をおこなっておりますので、気になる施設様や担当者様はお気軽にご連絡ください。
札場
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