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2024/03 ベトナム・タイ旅行[6] 3月27日(2) カンチャナブリ~泰緬鉄道

前回のあらすじ

早朝のカンチャナブリ。非冷房で板張り椅子のトレインで1時間強、ナムトックに到着した。タクシーの客引きから逃れていたら先回りされてしまった!!
↓この記事の最後の方を御覧ください↓

歩くよりは速いよなそりゃ

図解するとこうだ。私が振り切った場所から大回りして(というかさっきのクソいかついバスと同じルートをとって)先回りし(やがっ)ていたのである。

値引き交渉に失敗?

こうなったら根負けである。
もともと500バーツを要求されたが「400バーツでいいよ!」 と言ってきた。
すかさず 「あのぉ…350にならない?」
「勘弁してよ〜20kmあるんだから〜!」
欲を出すのは良くないものだ。
私はこれから滝を見に行くのでそれは大丈夫か訊いたら

「大丈夫!5分あれば見終わるから!」

このために来たんやぞ

NAM TOK SAI YOK NOI駅。普段は営業していない。


滝を見に行く

サイヨークノイ滝。サイヨーク国立公園の一角で、この地域の見どころの一つだ。近くには日本軍の遺した蒸気機関車も置いてある。NAM TOK SAI YOK NOI駅があるが、これは週末の観光列車のみ使われるようだ。

現地ではロシア系?観光客たちが水浴びをしていた。水は見ての通り、自分も水着を持っていたら入ってもいいかな?って感じ
わんわんお
NAM TOK SAI YOK NOI駅の延長線上にあった機関車。日本製だろうか?
ここから更にミャンマーまで線路が続いていたが、いまはここまで。

タクシーおじさんが言っていた「5分で見終わるぞ」という言葉に反抗してゆっくり眺め、さてそろそろおじさんも音を上げるかと思って時計を見たら7分経過していた。うん、まあ、そうね。

タクシーに乗り込む

「待った?」
「いいや、大丈夫だ。」

私はタクシーおじさんの前に戻っていた。他にも見所はあるようだし、テイクアウトできるカフェもあったが、これから乗るタクシーのスタイル的にコーヒーカップを持つのは難しいだろうからスルーした。 なんせ、そのタクシーは

ト ラ ッ ク の 荷 台

トラックの荷台タクシー初体験

先の画像、後ろに写ってる車もタクシーというかほぼ同型だ。 正面から見ると乗用車だが、後ろがトラックの荷台になっていて、そこに屋根と椅子が置いてある。

正直1人なので冷房の効いた助手席に座りたい気分なのだが、会話イベントが発生すると大変なのでこれでいいか。

個人的に、外国の観光地のタクシーってドライバー同士で客を取り合い、ギスギスした雰囲気になったりするのだが、この時は仲良く談笑していたのがよかった。良い人柄を垣間見得たのでひとまず安心してみよう。

想像と逆方向に曲がり焦る

当然ながらエアコンなどはなく、ただ爆風を受けるのみである。 Google mapと睨めっこしながら、正しい方角へ進んでいるか注視していたら突然左折をした。もしかしたら別の行き先と勘違いしているのかもと冷や汗を垂らしていたら程なくして停車。

止まったのはガソリンスタンド。給油だった。 まあまあおおらかな雰囲気である。朝イチの乗客が私で、まだ準備する前だったのかもしれない。停車すると風が止むし、なぜかハエが大量に飛んでいたためいきなり我慢大会が始まってしまった。

ガソリンの価格を見ると1リッター40バーツ前後のようだ。日本円で170円ほどなので、日本の相場とほぼ同じ価格帯である。決して燃費の良い車ではないことを考慮に入れると、20km走って400バーツはかなり良心的だったのかもしれない。

ガソリンスタンドからクラセー橋までは後少しと言ったところ。幹線道路から離れ、少し揺れが激しくなった。とはいっても舗装路である。交通量もそれほど多くなく、道中は快走路。

クラセー橋駅に到着

無事にクラセー橋の駅前に到着した。約束の400バーツと、飲み物代として20バーツをお渡ししておいた。また20km戻るとなればまあまあな旅だしね。クラセー橋の駅周辺はこじんまりとした集落、というか小さな観光地の商店街と言った感じで、土産物屋が並んでいた。 平日かつ、まだバンコクからの列車が到着前のため、人はまばら。営業してるか微妙なお店も見受けられた。

とりあえず件の橋を見に行くことにする。クラセー橋、正式名称アルヒル桟道橋。橋と言っても川を渡るわけではなく、崖のわずかな隙間の上に橋脚を建て、鉄路を通したもの。

いいのか?線路を歩いてみる

流石に建て替えをしているとは思うが先述の通り木製で、橋台はおそらく戦時中の物を使用しているようだ。私に先行してガイドと観光客が線路を歩いて行ったため、私もそれに倣って橋を渡ってみることにした。

途中途中に並行する歩道があるが、それらが全くなく線路しかない場所多い。 そう言った場所も含めて、全体を通してここを歩いてくださいと言わんばかりにレールの間に金属製の蓋が敷いてある。ただし、その蓋を固定するボルトが無数に出っ張っており、足を引っ掛けたら転倒は必至。草が生い茂っているものの、地面までは10メートルほどの高さになるところもあり、転落したら無傷では済まないだろう。

歩き始めたはいいものの…

途中までは何の気なしに渡っていたが、人とすれ違ったり、立ち止まるなどをすると今いる場所と行動の危険性を自覚してきてしまい、足がすくみ始めてしまった。そろそろおわらねぇかなと思っていたところ、ついに対岸?にたどり着いた。

前にいる人をずっとついていった。離されすぎないように一定距離をとりながら。

対岸側の謎の駅

対岸側にも駅があり、名前は同じくタムクラセーとの表記。Google mapには存在がなく、時刻表にも表記がないが、朝乗った列車は停車をしていた。 しかし情報源によって乗れる乗れないがまちまちで、謎の駅である。

朝通った、この場所だ。奥にリゾート施設っぽいのが見える。

リゾート施設の客ではないのでなぞるだけ

リゾート施設のようなものが併設されていて、朝ここから大量に乗車をしたところから察するに、この施設の宿泊者むけの駅なのかもしれない。

付近はよく整備されていて、蝶よ花よの様相だった。
これ以外見るところもなさそうなので元の道…の下にある歩道を通ってみることにした。

歩道…のようなもの?

歩道のようなもの、が正しい表現かもしれない。

逆方向だが、こんな感じで進んできた。

崖状の獣道を進むと、橋台を間近にみることができた。お世辞にも頑丈な造りとはいえず、最徐行で通過するのは通行人の多さだけではないことがわかる。

土台のコンクリートはかなり古そう。WW2当時のものかもしれない。

しかし、当時も現在もこの造りがやっとなのだろう。山奥で資材を運び込むことも難しそうだし、これが戦時中なら尚更だ。この区間も犠牲者を多く出したことで有名で、この付近の名所案内も「DEATH RAILWAY」と表記されていた。

早々に戻ってきて、時間を持て余す。

戻ってきた時間が9時40分ごろ。撮影する目当ての列車は定刻なら11時50分ごろ到着する。 気温はすでに30℃を超えて明らかに多湿。すでに汗が止まらない状態で、一旦どこか休憩しようと思い、レストランというか食堂というか、そんな感じの店に入った。

コーラ一本をまず購入して店内へ。写真付きのメニューだが、いまいちイメージがわかないのでパッタイはあるかと訊くと応えて頂けた。 価格表がないので不安だったが、80バーツ、350円ほどとそれほど高くない。エアコンはないが、扇風機だけでもありがたい。

パッタイとコーラで時間をつぶす

パッタイとコーラだけでどのくらい粘れるかと思いながら待っていると、そこそこの量で届いたこちら。パッタイは本当にハズレがないなと美味しくズルズルしてたが、長居するんだったと思い出す。自分にしては前代未聞レベルのゆっくりさで食べることとなったが、腹持ちが良くなった感があった

粘り続けられず、退出し徘徊

40分ほど経過し、もう流石に居続けるのはなぁと考え席を立つ。80バーツを支払い、また炎天下の線路ぎわへ。どこのスポットがいいか彷徨うことに。観光用の展望スペースが数箇所あり、それらも申し分ない眺めだったが、さっきの歩道に入るところからの景色が悪くなかったのでここで待機することにした。

もう30℃は余裕で超えている。あっつい。

試しに待ってたらなんか来たぞ

ということで待つこと数分、なぜかレールと車輪の音がかすかに聞こえてきた。困惑しながらカメラを構えていると保線作業の車両が通過した。列車よりレアかもしれないのと、アングルの練習ができて嬉しさがあった。

列車が来なくてもいいんだ?

残り1時間。次第に観光客も増えてきたが、線路だけ撮って帰って行く人がほとんどだった。途中英語でガイドされる集団の説明を盗み聞きしていたが、確かに11時50分ごろに列車が通過をするらしい。 先ほどの作業員は、引き続き線路を整備しにきていた

炎天下。36℃。どうしたら。

日陰のない炎天下で、流石に熱中症になるかもしれないと思い、折り畳み傘を開いた。水もまだ少しばかり残っていて、少しずつ飲みながら列車の到着を待つ。 たまに暇つぶしで沿道の花を撮ったりしていた。観光客だけでなく、野良犬からも何やってるんだろうと見られていたようだ。

駅で撮った時刻表。目安には…なった?

配信アプリでもして時間を潰したいが、あいにく大型アップデートの日で、通信容量的に厳しさがあった。気温の上昇でスマホも熱くなり、充電もままならなくなってきた。じっとしてるだけでこんなにダメージを喰らうなら、かつて未開のジャングルだった状態から夜を徹して線路の建設を行ったら人体はどうなるか想像に難くないなと、ぼーっとしながら考えていた。

途中明らかに日本の戦争について(よくない方向に)解説するガイドの話を「(ここに日本人おるぞ)」と聞いたりしていたら、時計は11時55分になっていた。

あれ?

列車が来ない?

確かに今朝乗ってきた列車も遅れていたし、続く列車が遅れてもそれほど不思議ではない。知ってか知らずか、周囲でカメラを持って待っていた人々も首を傾げたりしつつ、次第にその場を離れていった。

実は運休になったとか?そういったことを考えつつ、さっき駅で撮った時刻表をみると確かに11:53の文字がある。隣の駅には11:40と書いてある。 まず時刻表が適当なのは置いといて、うーん。困った。いつ来るかわからないとなると、最悪全てが無駄足になってしまうし、体調的にも限界がある。

12時25分、定刻から30分が経過した。一瞬だけ作業員が線路に現れ、そろそろか!?と思ったがそんなことなかった。海外旅行なのに8月の東京みたいな場所で折り畳み傘(日傘ではない)ひとつで佇む羽目になるとは。

タイ国鉄には列車の現在位置をリアルタイムで表示するサイトがあり、これ幸いとそのウェブサイトにアクセスしたが一向に読み込まなかった。

この二次元コードのサイト。めちゃ重くて当時は見られなかった。いまアクセスしたらつながった。当時つながってほしかったなぁ

ダブル困りを享受してしまい、途方に暮れていたその時!

やっときた!!!!!

ピィィイイィイ!という甲高い警笛が鳴り響いた。 ようやく列車がやってきた。45分遅れで、対岸の駅に到着したようだ。国鉄職員が線路に出て、余裕ぶっこいて遊んでいた人を退避させていた。


遠くからゆっくりと迫りくる

間も無くと思いきや、最徐行で列車がやってくるため、この場所を通過するにはまだ時間がかかる。列車がクラセー橋をゆっくりと通過する姿は、ファインダーだけではなく肉眼でも楽しむことができた。

そしてついに眼前に

ついに眼前に列車がやってきた。シャッターチャンスは1日につきこれ一回限り。久々に緊張感のある撮影となった。結果がこちらの2枚である。 これも川面を写しきれなく、ピントも微妙に外してしまっている。本当に本番に弱い。採点するなら70点と言った具合か。しかしここ最近ではかなりハードな場所だっただけに達成感を得ることはできた。

列車は至近のクラセー橋駅に停車し、大勢の観光客を降ろした。これに折り返しごと乗車したらいいのではと過ったものの、ここからナムトクまでの短い区間ですら100バーツが必要で、それなら近くのカフェで休憩した方がマシだと判断。列車を見送った。

そしてまた時間つぶしへ

折り返しの列車まではまた更に1時間以上待つことになり、流石にどこかで休憩しようと、目星をつけていたカフェを目指した。 今日は平日だからか、そのカフェのカウンターは営業しておらず、代わりに店先でアイスを売っていた。一般タイ人集団で混み合っていて、異常日本人観光客の私は周囲でウロウロキョロキョロしてしまうが、その集団のうちの一人が私に気づき、お店の方に声をかけてくれた。優しさが沁みる。

アイスとダイエットコーラで55バーツ。ようやく「公式の日陰」で休むことができ、安堵の瞬間であった。ここで何分粘ろうかと思っていたら、足元に不思議な感触が。

ネコチャンはかわいい

子猫ちゃんだ。野良猫のようで、私のリュックの紐とキャットファイトをしたり、私の足元で靴にちょっかいをかけてきた。可愛い。 まあすぐに飽きてどっか行っちゃったんですけど、一瞬の癒しを提供してくれた。

人の優しさに触れる

もう少し時間を粘っていると、ふとお店の方、6〜70くらいのおばあちゃんが近づいてこられて椅子に立ち上がり何をするかと思ったら、壁掛けの扇風機を私の方に向けてくれようと頑張ってくれていた。「(これ僕が席を動けばいいのでは)」とおもって席を移動して、お礼を伝えた。いやまじ何、本当に優しさを享受しまくっている。泣くぞ。

本場?のライチジュースを飲む

帰りの列車の(定刻の)20分前くらいに退散。本当にありがとう。 しかし暑さは消えないまま。そりゃ8月の東京みたいな気候で、朝から一度も冷房下いないまま4時間以上炎天下にいたんだから、当たり前だ。 駅のホーム至近の商店でライチジュースをいただくことに。おいしかったです(こなみ)

意外と早く列車が来た

列車は当然定刻になんか来なかったが、15分遅れくらいで到着した。切符の窓口はなかったので車内で行き先を告げ、100バーツを支払う。帰りの列車は椅子にクッションがあり、行きの列車よりはいくらか快適だ。冷房ないけど。

しっかり時間が書いてあるのが感心

ふたたびクラセー橋を渡る。 窓は当然のように全開で、外を眺めるとみんな写真を撮っていた。好きね(ブーメラン)
古めの車両ではあったが、トイレは思った以上に綺麗で、さっき5バーツ払ってきったねぇトイレ行った身としては微妙な気分になったが仕方ない。 造りが日本のそれにかなり近いので、日本製かと思いきやタイ国鉄の工場で生産されたらしい。とはいえ、ベースは富士重工製。ノックダウンで生産されたようだ

物売りの誘惑に負ける

車内では車内販売…というか非公式の物売りが頻繁に通る。やたら美味しそうな蒸しパンを持ってきた時はスルーできたが、非冷房の車内でキンキンのファンタには負けてしまった。25バーツ。 なお非冷房のため一瞬でぬるくなった模様。

そうこうしているうちに、列車はクウェー川橋まで戻ってきた。 前日と同じように観光客で溢れており、空気を読んで心のパリピを起動。

手を振り合うなどして状況を楽しんだ。
列車は今朝出発したカンチャナブリ駅まで戻ってきた。ここからバスターミナルに移動してミニバスに乗った方が速くて快適だが、移動も面倒だしどうせならとこのまま乗っていくことに。10分ほど停車したか。乗客はあまり入れ替わらずに発車した。

爆風

そして爆風である。ここからは直線がちの線路で、速度も上がる。全開の窓からは容赦なく爆風が叩きつけられる。どのくらいの風かというと、私の髪ですらなびくレベル。

動画からスクショ

まだ都市部ではないため、舗装路も少なく、畑が多い。 爆風には砂も多く混じっている。 朝から長時間汗をかいた中年男性の肌はベトベトしたハエ取り紙状態。顔を触ればザラっとした感触で、「(カンチャナブリで降りときゃよかったな)」と少し後悔しはじめた。

「乗換駅」駅で発見

列車はノンプラドックジャンクション駅に到着。「ノンプラドック乗り換え駅」駅ってどんな名付け方やねんと思ったが、まあ分かりやすくはある。どうやら近代化への工事中で、真っ白のコンクリートが非常に目を引く…場合ではなかった。

振り向いたその瞬間、奥に見えたのは日本のディーゼル機関車ではないか。しかもかつて北海道で北斗星の牽引を担当したDD51形だ。びっくりしてダッシュでデッキに向かって写真を撮ったので、もう完全に不審者である。

タイには日本の中古車両がいるとは知っていたが、まさかここにいるとは思わなかったのでかなり驚いた。 その後もう一台のDD51ともすれ違った。工事のための資材を運んだりしているようで、バリバリ現役である。

停車駅になのにホームがバリバリ工事中だ。いいのか、これで。

嬉しさを感じながらまだまだ列車の旅は続く、ここからは他の路線の列車に進路を譲ったりを続ける。「鈍行列車」とはまさにこれといった感じ。冷房搭載の特急列車が何度も通り過ぎる。乗り換えさせてくれ〜

ようやくバンコク市内に入る

タリンチャンジャンクション(また乗換駅駅)駅でしばらく停車した。ここから私たちの行き先のトンブリ駅方面と、中心地のフアランポーン駅、そして国鉄線をベースに通勤列車を運営しているレッドラインが分岐していく。

奥のレッドラインの設備があまりに先進的で、こっちと見比べるとマジで50年くらい世代差がある。 あちらも日本の新型車両で運営しているらしく、ここで乗り換えてぇの気持ちが更に高まった。

「じゃないほう」のバンコクへ

トンブリ駅はバンコクといっても少し外れに位置する。フアランポーン方面の線路と分岐すると、いきなりどローカルな雰囲気に戻った。バンコク市内ながら、舗装されていない道路、区画整理されていないやけに密集した住宅街。

「汐見橋線Lv.100じゃん」

が当時から今に続く感想だ。歴史的な路線で、終着駅もかつては立派なターミナル駅だったらしいが、いまは1日数本のローカル列車のみの運転で、都市計画からは完全に追いやられている様相だ。

なんか形が日本の建売住宅みたい

乗換駅が簡易的すぎる

チャランサニオン(?)駅でMRTのブルーラインと交差する。あちらは立派な高架橋に造られた都市交通の駅、こちらは手動の踏切とベンチだけで、ホームのようなものしかないほぼ地面。 もはや1世紀違う。 取り残されすぎである。 半分くらいがここで下車。スーツケースの人は降りるのに大変苦労していた。

終点、トンブリに到着

17時40分、ついに終着のトンブリ駅に定刻で到着。あまりにもローカルな雰囲気でバンコクであることを忘れそうになった。駅のトイレの前に複数個の洗面台があり、乗客たちが一斉に顔を洗っていた。それはそう。あとトイレが有料だった。列車の中で済ませておけばよかった。


駅の改札口は柵があるだけ。特に切符を回収されるとかはなく、そのまま駅を出てきた。相変わらずタクシータクシーと声をかけられるが、これも目線を逸らしただけで「あっそうなのね」といった感じで去っていく。過ごしやすい距離感だ。

続く…
次回!エクスプレスボートとチャイナタウン!


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