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Diamonds are a Girl's Best Friend! TIFFANY Wonder@TOKYO NODE(虎ノ門ヒルズ)

  久々のジュエリー展。随分前にブルガリ見て以来・・・?いや、パナソニック汐留美術館でコスチュームジュエリー展が最近ありましたね。なぜかジュエリー展に行くとテンションが上がります。

  今回のティファニー展は、品揃えだけでなく部屋毎に視点を変えてブランドの世界観を追求しているのが良かったです。歴史的は当然ですが、各デザイナーの特徴、新たな貴石を使いトレンドをどう作ったのか、更にはニューヨーク5番街のウィンドーのディスプレイのミニチュア、セレブへのゴージャスなジュエリーの貸し出し、映画との関わり・・・いかにジュエリーが夢を売っているのか、を満載した展覧会でした。

  ほとんど写真OKだったので、ビシバシ撮ってしまいましたが、いざ感想書こうと思っても、「ゴージャス!」としか言いようがない・・・見ていて綺麗で楽しいのですが、これだけあると見終わって心に残るのはその背景が語られた展示。ジュエリーはストーリー性が重要なんだな、と再確認。

  ということで、これぞティファニーだったのはセレブシリーズ。大スター+ストーリーで輝き倍増。中でも「ティファニーで朝食を」はシアター形式に作られた部屋に、ヘプバーンのドレス、ポスター、脚本、そして有名なシーンがスクリーンに投影されていました。「華麗なるギャツビー」「めぐり逢えたら」など、ティファニーが登場する映画の名シーンをチラ見。

この帽子も展示が・・・!
エレガント・・・!
こっちのポスターも
このように・・・

  様々なセレブへ貸し出したティファニー作品とポートレートの展示もありました。もちろん個人所有品も。

マリリン・モンロー「紳士は金髪がお好き」・・・ダイアモンド
ライザ・ミネリ個人所有のボーンカフ・・・スターリングシルバー
レディー・ガガ@英国アカデミー賞2022のレッドカーペット・・・エメラルド
デュア・リパ@第81回ゴールデングローブ賞のレッドカーペット・・・イエローベリル
フレディー・マーキュリーの口髭用コーム・・・スターリングシルバー
カスタムデザインのティファニーサングラスを着用するファレル
カスタムデザインのティファニーサングラスを着用するビヨンセ@ワールドツアー
カスタムデザインのティファニーハイタイドピアスを着用するビヨンセ@ワールドツアー

  そして、ジュエリーをどう見せれば一番美しいのかを知り尽くした展示に感動。1つずつをアップで撮っても良いのですが、プレゼンテーションでこんなに違うのね、と。

ケースそのものがジュエリーのよう!
その形状も様々・・・
特別な空間演出・・・

  空間演出と言えば、ティファニーの過去のショーウィンドウの再現も興味深かったです。一つ一つにまさにテーマとストーリーがあります。

「ティファニーで朝食を」の著者カポーティがNYを「川に浮かぶダイアモンドの氷山」と表現したことか着想を得たもの。
「海の秘密を理解しているあなたへ」
モーツァルトのオペラ「魔笛」の夜の女王のイメージのブローチ
コラボ映画「華麗なるギャツビー」ワールドプレミア告知ショーウィンドウ

  そして、実物は見たことがなかった石を使ったジュエリーがあったのが嬉しかったです。ティファニーは新たな石をジェム・ストーンとして積極的に使ったそうで(知らなかった)、こうやって流行を作り出す(そして商売になる)んだなあ、と。

ネックレスがクンツァイト。リングがモルガナイト。
タンザナイト
バイカラーが可愛いウォーターメロントルマリン
ライター、シガレットケース、パーティーバッグ・・・お洒落すぎる。お魚の形のはポワソンライター。ヴォーグ編集者ダイアナ・ヴリーランドの言葉「1930年代のパリで最もエレガントな女性たちのハンドバッグにはこのライターが入っていた。」伝説が作られていく・・・

  もし、ジュエリー好きなら本当にお薦めの展覧会。これ以外にもNYから本物の職人さんが手仕事しているのを見られたり、私は指輪の裏とかお皿にデザインを刻む人の「お試し線彫り」もやらせてもらいました!ダイアモンドのセッティングの人の拡大鏡見せてもらったりと楽しい。あ、見た人だけ入れる特設ショップで限定品の岡山デニムを使ったトートバッグとポーチも(ティファニーにしては)良心的な価格で良かったです。ついつい買ってしまった・・・

会場外にある巨大ティファニーブルーBOXとアイコニックなトリさん右奥にあるのが特設ショップ

<余談>日時予約がかなり一杯のようで、本来は10:00開始なのを会期途中から9:00開始にしたとありました。この平日9:00が狙い目!チケット見ても10:00と書いてあるためか、6月頭時点ですが空いてました。これが見終わって(2.5時間くらいかかった)表に出たら行列ができてた。びっくり。
  ただ、通勤ラッシュの中をこの展覧会目指すというのが夢と現実のギャップありあり。でも、どうせ夢の世界に浸るなら、ゆったり浸りたいですよね??

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