腹減ったから海へ
島流し8日目
今日はずっと晴天なり。
風も落ち着いており、ぽかぽか陽気だったので、
夕方帰ってから花壇の土を弄りました。
土を耕したりと、花壇の手入れをしていると、
海に降りていくご近所さんがいました。
風がない日の夜、潮が引くタイミングで、人々は道具を持って海に向かいます。
温厚な島のオヤジたち、またはお姉様方は、この時ばかりは「狩人」になります。
珊瑚礁や岩のお陰で、砂浜から沖まで歩いていける島の海。
その隙間に住んでいる無数の生き物たちが、潮が引く事で手が届く距離になるのです。
潮が引いて、行き場が限られている生き物たち。
そして、夜は無防備になりがち。
さらに、無風で水面が波打たないから、獲物がよく見える。
暗い海に、小さな光がポツポツと灯るのは、島の人の生活の一コマです。
画像は、日暮れ直後に下見をする島のお母様です。
中央左寄りに立ってますが、岩と見分け付きませんね(笑)
夜の潮溜まりにご飯の材料を調達しにいくことを、島の方言(シマクチ)で「イザリ」と言います。へえー(^-^)
ちなみに、素人はしないほうがいいですよ♪
島の海を知っているから出来ることです。
なので私はしません、怖いので……。
いやほんと……
話は戻り、夕食はうどんを食べようと、出汁取って準備していたのですが、「イザリ」して来たご近所さんに食材を分けてもらったのでそれを頂きました(*⌒▽⌒*)♪
感謝、感謝……。
島の人の生活は、常に命を意識させてくれます。
遊びに来るときは、日帰りじゃなくて、数日でも居ることをお勧めします。