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神様、もう一杯どうぞ!

島流し3日目

むか~しむかし。
毎年の決まった夜に、海向こうから神様たちがやってきて、一晩を人里で過ごしました。
いつもお世話になっている神様たちが、一緒に過ごす至福の時間。
人々も心からもてなし、神様たちもとても喜びました。

神様たちは、一晩中楽しんだ後、日の出までに帰ります。
帰らなければならないのです。

しかし、人里への想いから、人里へ残る事を決めた神様や、うっかり帰り損ねた神様がいました。

そんな神様たちは、その地に残り、守神となり、信仰されました。
今でも、その神様たちは人々を生かし続けています。

神様たちが上陸する海岸や、残った神様が住んでいる土地などが今に伝わっています。

というお話を耳にしました。
細部が違っていたり、諸説あります。
この島は神話が生きています。

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