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カウンセリング 対面か、オンラインか

こんにちは。
オンラインカウンセリングプラットフォームのFlying Rootsです。

今回の投稿は、
対面でのカウンセリングとオンラインカウンセリングについて。

オンラインカウンセリングにも、メールや電話、ビデオツールなど、
様々な形式のものがありますが、
ここでいうオンラインカウンセリングというのは、
あくまでも画面越しに相手の顔が見えるような、
ビデオチャットツールを使ったものを主としてお伝えさせていただきます。

対面とオンライン、結局どっちの方がいいの?
なにがどう違うの?
やることはおんなじ?
というような疑問にお答えできればと思っています。

結論から言っちゃうと

オンラインカウンセリングと対面のカウンセリングは、
『別モノ』と考えた方が良いかなと思っています。

対面のカウンセリングには対面のカウンセリングの、
オンラインカウンセリングにはオンラインカウンセリングの、
それぞれメリット・デメリットがあります。
そしてそのメリット・デメリットは全員共通のものではなくて、
ある人にとってのメリットが、別の人にとってのデメリットになったり、
その逆も然りで、人それぞれで違うというのが現実です。

もしこれを読んでいる方に既にカウンセラーがいるのならば、
そしてそのカウンセラーが対面とオンラインの両方をやっているのならば、
どっちがいいのか、あるいは時と場合に応じて両方を使い分けるのか、
カウンセラーと相談をしながら、
一人一人の相談者さんがより自分のニーズに合った方を選ぶのが
良いでしょう。

じゃあどんなそれぞれどんな特徴があるのか、
具体例を挙げながら一緒に見てみましょう!

対面カウンセリングの特色

その1 同じ場所に一緒に居るということ

対面カウンセリングがオンラインカウンセリングと
徹底的に違うのは、
相談者さんとカウンセラーが同じ場所に一緒に居ること。

その場の空気、雰囲気、窓や扉の外から聞こえる音や漂ってくる匂い、
そういう言葉にならないものを
一緒に共有できることが対面カウンセリングの大きな特色です。
そして言わなくても伝わる、というのは、
時に最大の安心感を与えてくれることもあります。

オンラインカウンセリングでももちろん、
画面越しにその場の空気や雰囲気は感じ取ることができます。
例えば顔を見ない電話やチャットであっても、
相手が何か言おうとしてためらっているのを
感じたりすることはありますよね。
口調や言葉の感じから、あれ今日は調子悪そう、とか
なんだか今日は元気そうだな、とか。

だけれど、その感度というのは一般的にはやはり対面が
いちばん感じ取りやすいだろうと思います。

その2 その場に赴くということ

同じ場所に一緒に居る、というのは、
相談者さんにとってはその場に赴く、ということを
しなくてはならないわけですが
それはつまりその場所が相談者さんにとって意味を持つことにもなります。

例えば外出する準備をして自宅のドアを開けて出る時、
何らかの交通手段でその場所に向かう時、
カウンセラーがいるその建物に足を踏み入れる時、
クリニックなり、カウンセリングオフィスなり、そのドアを開ける時、
実際にカウンセラーと同じ場所に至るまでの過程の中で
家にいる自分とは違う自分として
その場に立っているのではないでしょうか。

その場に行く、ということが、一種のオンとオフの切り替えになる、
切り替えられるからこそ話せることや思いつくことがあるかもしれません。

オンラインカウンセリングの特色

その1 外に行かずとも繋がれるということ

さて、上記で書いた
対面カウンセリングとオンラインカウンセリングの徹底的な違いですが、
これは果たして、対面カウンセリングの長所なのでしょうか?
それとも、短所なのでしょうか?

その場に赴くということは、外に出なくてはならないわけで、
様々な理由で外に出られない、あるいは外に出たくない、
という人もいます。
または、出られる範囲にカウンセラーがいない、
ということもあるでしょう。

そういう人たちにとっては、
どこにいてもカウンセラーに繋がることができる、
というのはとても大切になります。

その2 画面を隔ててカウンセリングをするということ

カウンセリングは時に、自分の最も弱いところを曝け出しているような、
心もとない感じがすることもあります。

誰にも相談できず、ずっと我慢してきたようなことを
初めて人に話すような場合ならなおのこと。

そんな場合は、カウンセラーと同じ場所に居る、というよりも、
画面越しに会う方が会いやすい、という方もいらっしゃるでしょう。
そっちの方が何となく守られているような感じがしたり、
もし自宅から繋げているのならば、
自分の安心した空間で話せるというのはとても心強いことです。

その3 オンラインカウンセリングでできないこと

ただ確かにオンラインでは、できることに制限がある場合があります。

例えば呼吸法や筋弛緩法といった、
実際に身体を使ってリラックス感を感じる方法では、
画面越しにやり方を教えているので、細かいところが見づらく、
感覚が掴みにくいかもしれません。

また、オンラインカウンセリングは多くの場合、
ご自宅からインターネットに繋げていることが多いと思いますが、
部屋の外で子どもが泣いているとか、
家族が呼びにきてしまうとか、
落ち着いてカウンセリングに集中できない、
ということもあるかもしれません。

そして忘れてはならないのが、インターネットの問題。
原因不明な接続不良が、双方に起きるかもしれず、
その場合はすぐにオンラインに戻ってこれれば良いのですが、
ずっと切れっぱなしで繋げられないということもありますよね。

こんな感じで、同じ場所に居れば起こらない問題、
というのがオンラインカウンセリングでは実際にあります。

でも、対面カウンセリングであっても、
電車やバスの遅延でどちらかが遅刻したり、到着できなかったり、
そういうハプニングは付きものなので、
そう思うとオンラインカウンセリングだから問題が多い、
ということではないと思います。

オンラインカウンセリングは、対面カウンセリングの完全な代替ではない

まとめて一言で言うと、これに尽きるのだと思うのです。

上記にも書いたように、対面カウンセリングができないから、
オンラインカウンセリングをする、と言う場面はあると思いますが、
対面カウンセリングと全く同じものとして臨まれると、
なんか違う・・・となる場合が多いと思います。

対面カウンセリングとオンラインカウンセリング、
どちらにもそれぞれの良さがあります。
それぞれの特徴があなたにとってのメリットになるのか、
それともデメリットになるのか、
難しいけれども、それはあなた次第、という部分が大きいですね。

結論から言っちゃうと、の章でも書いたように、
もしあなたに既にカウンセラーがいて、
そのカウンセラーが対面とオンラインの両方をやっているのならば、
カウンセラーと一緒にどっちにするかを決めるのが良いと思います。

もしまだカウンセラーがおらず、これからカウンセリングを受けたい、
と思っているのならば、
自分は対面のカウンセリングとオンラインのカウンセリング、
どっちで受けたいだろうと考えてみると良いかもしれません。

お住まいの近くにどんな相談先があるかを探してみたり、
「オンラインカウンセリング」でネットを検索してみたり、
両方調べて、試しやすいものを見つけられたらと思います。

Flying Rootsのオンラインカウンセリング

最後にFlying Rootsの
オンラインカウンセリングはどういうものかというと、

私たちは、
海外に住む日本人や日本語でカウンセリングを受けたいと言う人たちが、
日本に住んでいるのと同じように、

一定の質が担保されたカウンセラーに繋がれる場を
提供することを目指しています。

上記で述べたとおり、オンラインカウンセリングでは
確かに制限されてしまうこともあります。
ですが、それ以上にオンラインでのカウンセリングが提供できる、
大切なものがあると私たちは考えています。

世界各地に住む
日本語でのカウンセリングを必要としている人たちに、
オンラインカウンセリングが届くことを心から願っています。

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