心つづれおり〜3 屋根の上のヴァイオリン弾き〜

こちらは、2004年の公演を観劇しました。市村正親さんが3代目のテヴィエとして登場した年でした。

物語には、ユダヤ人迫害という重いテーマがありますが、家族のあたたかさや絆が流れていて、じんわりと感動したことを覚えています。また、娘たちの結婚が軸にあり、当時の微妙な年頃だった自分と重なる心境もあって、両親との関係を考えさせられました。

市村テヴィエと妻ゴールデを演じた夏木マリさんが、息ぴったりの夫婦だったのも印象深いです。

現在も、差別の問題は厳しく深刻なテーマです。観劇から、こうした現実にどう向き合うべきなのかも、気づかされます。

数年おきに再演が繰り返されている作品なので、また機会があったら観劇したい作品のひとつです。

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