なんでわざわざCAなの？by母

CAのイメージ像ってありますよね？
背が高くてきれいで英語ができて、制服を着てキャリーをひきながら空港を練り歩いて、いつもヨーロッパとかに行ってオシャレなカフェで写真撮ってる、、、、的な（笑）

みなさんいろんなCAのイメージがあると思いますが、やっぱり女性が浮かびますよね？僕自身もそうですし。母親もそうでした。

なので、CAの面接今度うけるよーと話した時、「え？変わってるね、あんた。へぇー、、なんでわざわざCAなの？珍しい！！」って言われたんですよね。母親としては、確かに僕が英語は得意で旅行も好きなのを知っているので航空業界を志望するのは納得がいったようですが、CAというのがびっくりだったようです。空港の職員さんとか、航空会社の事務の仕事とか、他にも航空の仕事はあるのに、女性のイメージの強い仕事をわざわざ選んだのが不思議だったというのはよくわかります。

今でこそ大手でも男性CAがいますが、その当時、実情として大手は男性をCA専門として採用していなかったですし、地方航空ではちらほらいた程度だったと思います。LCCも始まったばかりで、なかなか男性CAの市民権は確立されておらず、存在自体が珍しい存在でした。今でも飛行機に乗れば必ず男性CAがいるという訳ではないですしね。

そんなこんなで、変わってるね、あんたと言われながらCAを志した僕ですが、その理由はとにかく何よりも【旅行したいから】です！！

時間は限られるとしても、ステイであちこち行けるって最高じゃないですか？しかも、会社のお金で移動というか、行くまでが仕事なのでその分はちゃんとお給料になり、現地の食費代としてお小遣い（パーディアムとかallowanceと言ったりします）も多少でますし。特に中東で飛んでた時は、五つ星四つ星ホテルを用意してくれる事も多く、さすがはオイルマネーって感じです（笑）そこまででなくとも、どんな会社でも乗務員の休養の質や安全確保のためにも、最低限ちゃんと整ったホテルに泊まれます。（例外はありますが汗）

【旅行したいから】を会社選びの軸のひとつとして、具体的にどの会社で働くかを考える段階になった時にも、実際に就航地・クルーのステイ拠点が多い会社をメインに受けていました。従業員が使える割引IDチケットが使えるのはもちろんですが、普段の乗務でもより多くの場所にいけるのがいいなあと。なんなら中東をはじめとする外資の面接では、志望動機としてはっきり沢山旅行できる！って話していたほどです（笑）

クルー本人がステイ中を含めたプライベートを充実させ生き生きフライトしていればお客さんにも伝播するし、クルーとして世界中行ける会社＝お客さんも世界中どこにでも連れて行けるという事なので、世界中から集まったお客さんを世界中へお連れします！的な事を面接で言った記憶があります。ちょっと無理やりで恥ずかしいですが、、、、

そのくらいステイに重きをおいていざCA合格しまして、僕の場合、フライトはそこそこに（笑）、そしてステイはとにかく全力で楽しむタイプ。結構クルーのなかではタイプが分かれる気がしますが、ステイ中の睡眠時間を削ってまで最大限に楽しむという過ごし方をしていました。

フライトの疲れがあるはずなのに、ステイ先のホテルに着くなりシャワー浴びて着替えて、身支度をしていざcity centreへ！というのは、やはり旅行が目的でCAになったからで、CAでいる限られた時間を有効に活用して楽しみたいというのがモチベーションにもなっていました。僕が考えるCAの仕事の最大の魅力は、仕事そのものよりそれについてくるメリットなのかなと。人によって色々でしょうけど、すくなくとも僕はキャリアステップだとか給料以上に、若い時しかできないと旅行やステイであちこち行ける環境を優先していました。

ちなみに、ここまで旅行熱に火がついて実際CAになった訳ですが、昔からCAに憧れていたわけではなく、学生時の就職活動でもまったく考えたことのない職種でした。とはいえ、子供の頃から割と人と話すのが好きで、面と向かって人と接する仕事がいいなとサービス業への憧れが常にぼんやりとあったので、大学卒業後はレストランに就職しました。

高校・大学と進む間には、トータル6年くらい、違う業態の飲食店いくつかで実際にアルバイトしてみて、嫌な事とか現実も見ましたが、それでも好きだと思える仕事でした。サービス業は、実際に利用すれば働いている人の姿を見れるし、学生でもアルバイトできるのでイメージがつきやすいですよね。なんで、僕の場合は正確には流れでレストラン就職したとも言えますが、そもそも自分は本当に接客が好きなんだなーと思います。子供の頃に行った旅行先で、ホテルとかレストランとか、遊園地とか、サービス業のお姉さんお兄さんと触れ合った記憶がたくさんあって、その影響も大きいかなと。当時お世話になった人たちに感謝です。

レストランでは責任あるポジションを与えられ、その働きの成果は給与にも反映されて自分でも納得できていましたし、海外店舗での研修制度なども整った会社で（タイミングが合わず行けずじまいでしたが）、不満も特になく楽しく働いてはいたんですが、段々と気持ちの変化があり、他にどんな仕事ができるかなあ？？と、ぬるっと他にやりたい事や自分にもできそうな事を考え始めた訳です。

サービス業は好きだし経験がある、そして旅行が好き、英語は得意という事で、webか何かで偶然見たCA採用を見た時に、「あ、CAいいかも？」と思い、まずは日本にどんな航空会社があるのかってところから調べ始めました。と言ってもwikipediaですが。

と、CAを目指すに至った流れはこんな感じです。
旅行したいという即物的な理由以外のもっとちゃんとしたきれいな理由の話もありますので、また別の記事でより具体的な受験の事と合わせて紹介できたらと思います！

ではまた！
ぽん