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長野県太田切川フライフィッシング釣行(2024年8月)

 夏の定番釣行、長野県駒ヶ根市の、太田切川。
 もはや釣りと言うより、完全に家族旅行の定番となっており、気付けば20年近く通っており、冬もスキーで訪れたりしています。
 夏休みシーズン、かつ天気も良かったので、大勢の観光客(多くはハイカーや登山)がいました。

ソースカツ丼

 度重なる豪雨災害もあり、魚がかなり少なくなってしまったイメージがありましたが、真昼間にも関わらず、旧キャッチアンドリリース区間で反応多数です。

 よく聞かれるのが「C&R区間が設定されていた時代は、凄く釣れたのか」ですが、ハッキリ言ってC&R区間があった時の方が釣れませんでした
 理由は色々ある(密漁者も含め、大勢がC&R区間に集まるからとか)でしょうが、やりようなんでしょうね。
 そして現在の旧C&R区間。魚がいそうなところで普通に釣れますので、かなり魚影が濃いようです。

ストマックを確認。細かい虫を大量に食っています。

 これが実は不思議なことで、夏の太田切川は水棲昆虫が少なく、少量のテレストリアルを食っているイメージだったのが一転しています。
 魚も成魚放流という感じではなさげですので、魚が育つ環境変化があったのでしょうか。
 加えて、反応が多い一方で、意外とスレていたりもします。

 さっきの魚は特殊だったのかもしれないと思い、こいつのストマックも確認。

 やはり、大量の水棲昆虫、しかも小型を多数食ってます。8月のど真ん中、昔はバッタとかアリとか芋虫系がほとんどだった気がするのですが、水質が変わったのかもしれませんね。

 実はこの日、凄い数の行楽客が山や川を訪れており、岩魚を釣っている横で普通に人やら犬が泳いでいました。
 堰堤の周囲には、時々、堆積した土砂を集めた砂山ができていることがありますが、怖かったのは砂山に登ったりしている人(子供含む)が多数いたこと。
 盛っただけの砂山なんて、あっけなく崩れることがあるので、近寄らないほうがいいです。また、このポイントの奥には、取水口があるので、泳ぐのもやめたほうがいいと思いますね。
 釣りを楽しんだ後は、駒ヶ根ファームスの味わい工房で夕食。
 ここの地ビールとトマトとモッツァレラチーズのサラダは絶品なので、皆も食うといいぞ。

祝・馬刺し復活(しばらくメニューから消えていた)

 翌日、ここ数年は、かなり魚が減った印象がある、上流のポイントに入りました。

堰堤の改修工事が行われていました

 魚が減った上に、工事が何度か行われており、砂がかなり堆積していますが、下流部と比べ、ダントツに水が綺麗です。

以前ほどではありませんが、ポツポツと魚の姿も見えます。
#12のフォームビートルパラシュートをメインに、#16アントなどで釣り上がります。

ここでもストマックを確認。
ストーンフライ系のニンフが多く、下流とはまた水棲昆虫の種類が異なる模様。しかし、テレストリアルをあまり捕食していないのは同様だった。
川と言うより、山(?)の環境も変わってきているのかもしれません。

ちょっと想定外。しっかり魚がいるじゃありませんか。20cm前後が安定して釣れてくれます。
渓相が結構変わっていて、近づくと危なそうな場所も増えています。

ちょっと大物を期待・・と言うか、尺を期待していましたが、釣っていて、とても気持ちがいい流れです。
腰ぐらいまで水に入らないと、越えられなさそうな場所に差し掛かったため、撤収。


下山し、家族が迎えに来るまで時間を潰します。

前日に釣ったポイントですが、観光ホテルやお店が立ち並ぶ、駒ヶ根橋の真下。尺ぐらいの魚がユラユラ泳いでいます(汗)
長野県の川って、本当にスゴイ。

観光客の人混みの中を、釣竿を持ったおっさんが突き進みます。

世界で一番うまいビール

山奥から汗だくで帰還した後で飲む地ビール、そしてソースかつ棒。
至福の時間。
家族と合流し、既に20年お世話になっている駒ヶ根ユースホステル(一泊¥3,900~)へチェックイン。
そこから徒歩で石窯ピザの店オズへ移動。

もはや、このコンボに敵う釣行などない。
釣りというより食って飲んでいるだけのような気もするが、まさかこれほど通うことになるとは。
2005年8月の初訪問の際は、ボウズ食らいかけたのにな(汗)

2005年当時のC&R区間の看板

なお、普段はあまり使いませんが、ストマックポンプAmazon)は、やはり持っていたいですね。
次回同時期に訪問する際、必ずデータは役に立ちますので。

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