![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/10743361/rectangle_large_type_2_459cc001f85e42f76863fb856276207a.jpg?width=1200)
自意識に殺される (ピアスの章)
ピアスが好きです。
ファッションとしても、萌え要素としても、フェティッシュな観点からしても。
自己満足だから、と、予防線を張ってでもHOW TOを語りたいくらい、みんな大好きだよね。
しかしピアスは恐ろしい。
ファッションピアスから一足ボディピアスの世界に踏み込めば、自意識に殺される。
※ここからは自意識に殺される人の自意識過剰な話です※
ピアスの数?
多い方がエライに決まってる。
ピアスの場所?
ヤバい方がカッコいいに決まってる。
いやいや、そんなことはない。
バランスが良くて、コーディネートがしっかりしてる方がずっとカッコいい。
待って落ち着いて。
ピアスなんて自己満足のオシャレなんだから自分がいいと思えばそれでいいじゃん。
いやー、わかってるんだけどさ。
わかってるんだけどさ。
耳たぶに2個あけている奴よりも、軟骨に1つでもあいてる奴の方が強そうな、あの感覚…。
耳たぶに右左5個あけている子が、「ピアスバチバチにあいてる」と言った時の、軟骨含めて13個あいていた私の気持ちを、わかってくれ。
別に戦いじゃない。
何個あいていようがどこにあいていようが自由だし優劣はない。
だがわかってくれ。
わかってくれ。
軟骨のスタンダードな場所にしかあけていない私が、顔面ピアスの人に「ピアスバチバチにあいてる」と言えないこの気持ちを、わかってくれ。
別に戦いじゃない。
何個あいていようがどこにあいていようが自由だし優劣はない。
だがわかってくれ。
わかってくれ。
だってほら、そもそもピアス痛いし。根性いるし、維持も大変だし、お金もまあかかるし。
そんなこんなで自意識に殺される。
だからピアスの話をするとキモい前振りをしてしまう。
「いや…そんなに数あいてるわけでもないんですけどね……」
「ぜんぜん…ピアスは好きなんですけど普通です…」
誰と戦っているんだろう。
別にどこにいくつ開けていようが自由なんですけどね…。
それでも可愛いよね、ピアス。
語らずにはいられないよね、ピアス。